秋アオリイカのピーク到来!胴長20cm前後が多く接岸する好時期【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第25弾】 | カンパリプラス

掲載日: 2018/11/15

秋アオリイカのピーク到来!胴長20cm前後が多く接岸する好時期【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第25弾】

浮きアオリイカ釣り、今回は秋アオリのピークについてご紹介

浮きアオリイカ釣りのツノダです。今回は第25回目の釣行記。
前回の第24弾で、秋アオリの成長について、お伝えさせていただきました。

そして、今回、10月末~11月初旬、秋アオリのピークについて紹介させていただきます。

和歌山有田の防波堤にて秋アオリ開幕戦、夕マヅメのアタリラッシュを楽しむ

10月末、和歌山県有田の防波堤へ。衣奈漁港内の島田商店さんで、活きアジを購入。
防波堤は、磯に囲まれた場所にあり、防波堤の根本に釣り座を準備する。
アオリイカの回遊ルートは、沖の深場から、補食時に、磯沿いのブレイクラインを経由して防波堤に接岸、防波堤付近の小魚を補食するだろうと予想。
最も、防波堤で磯に近い防波堤の根本に釣り座を準備したことで、回遊ルートを真っ先に攻められる利点がある。
シモリが多く、水深は5メートル。タナを3メートルに設定し、夕マズメの当たりを待つ。
日暮れと同時に、ウキが海中に消し込む。
和歌山での秋アオリ開幕戦は、夕マズメの2時間のラッシュで、胴長20センチ前後のアオリが10杯とヒラメの釣果であった。

浮きアオリイカ釣り

浮きアオリイカ釣り

浮きアオリイカ釣りタックル図

日本海はサビキでアジが釣れる場所=秋のアオリイカの回遊ルート

続いて、京都府北部の防波堤へ。太平洋と違い、日本海は、サビキでアジが釣れる場所=アオリイカの回遊ルートとなるため、同じ釣り場で、サビキでアジを釣りながら、アオリイカの回遊を待てる。

浮きアオリイカ釣り

日本海はアジを現地調達可能なところが、魅力的である。
日中、サビキでアジを釣り、夕マズメからのアオリイカの活き餌確保に努める。
この釣り場も、防波堤が磯に囲まれ、沖にいるアオリイカが、日暮れと同時に、磯のブレイクラインを通り、防波堤に接岸、防波堤付近に居つく小魚を補食する回遊ルートだと予想。
今回は、防波堤の根本でアジを釣り、防波堤先端の深場(水深10メートル)のタナ7メートルを狙う。

日暮れと同時に秋アオリのラッシュ、アジやイワシに対する執着心が半端ない胴20センチ前後のアオリイカ

日暮れと同時に、アオリのラッシュがやってくる。胴長20センチ前後のアオリイカは、食欲旺盛。
特にアジやイワシに対する執着心が半端ない。
時期的に、この20センチサイズが多く接岸する今の時期こそ、秋のピークだと考える。
浮きアオリイカ釣りでは、アジを仕掛けに取り付けるため、この時期の胴20センチ前後のアオリイカにとって、最高のPRとなる。そのため、一度当たれば、ラッシュに繋がる。

浮きアオリイカ釣り

浮きアオリイカ釣り

浮きアオリイカ釣り

日暮れから約2時間のラッシュで、アオリの二桁釣果。
これが、不思議なもので、ラッシュが止まれば、まったく当たりがない。当たりが止まる要素として、
①潮が止まった。
②アオリイカが恐れる何かが居る。
③群れのアオリイカすべてが釣れ、次の群れがまだ接岸してこない。
等々が考えられる。

アオリイカの当たりが止まって、1時間。同行者が、ナイスサイズの剣先イカを釣り上げる。

浮きアオリイカ釣り

アオリイカは、臆病であるため、他のイカ(剣先、スルメ、赤イカなど)が接岸すると当たりが止まることが多い。
その後約1時間、剣先イカの群れが入ってきたようで、アオリの当たりは遠のく。
防波堤ではあちこちで、剣先イカが上がる。
アオリのラッシュが終わったことは、おそらく②だと予想する。

青物、根魚も釣れ美味しいお土産確保! 何が釣れるか分からない浮き秋のアオリイカ釣りの魅力

その後、剣先イカの当たりが止まったため、アオリの再来を期待する。
海上からは、釣れる雰囲気がバンバン感じられる。浮きが上下左右不規則な動きを示す。
いつ浮きが海中に消し込むのかと、ソワソワしてしまう。
緊張感が高まる。次の瞬間、私と、同行者の竿が海中に引っ張られる。
竿受けに置いていた竿ごと海に持っていかれる寸前で竿を手にできた。
浮きを見ていなかったら、間違いなく、竿は海中に消えていた。
激しく、素早い当たりの正体は、サゴシのダブルヒットであった。

浮きアオリイカ釣り

しばらく、サゴシの当たりが続き、アオリの当たりは遠のく。ここで、さきほどのアオリのラッシュが終わった理由は、②だと確信する。

1時間後、サゴシの当たりが止まったことで、アオリの再来を期待する。

次の瞬間、ウキが海中1メートルに沈み、アオリの居食いの当たりを示す。
浮きの沈み方は、釣り場で最も大きな個体が釣れるときに現れるシグナルである。
糸ふけをとり、力いっぱい合わせる。
竿がひん曲がる。
ドラッグが逆回転。
ここまでは、アオリと思っていたが、次の瞬間、竿先をゴンゴン叩かれる。
魚がヒレを使い泳ぎ逃げたときに、現れる現象である。
イカはヒレがないため、竿先はゴンゴンと叩かず、ジェット噴射の一定の曲がり方である。
慎重にやり取りをする。

浮きアオリイカ釣り

最高のお土産を確保できた。青物、根魚も釣れる。
活きアジを浮きアオリイカ仕掛けに取り付けているため、何が釣れるか分からないところも、浮きアオリイカ釣りの魅力の一つだ。

その後も、剣先、サゴシの襲来が防波堤全体に続いたことで、臆病なアオリの姿を見られることはないだろうと予想し納竿とした。
竿を撤収、片付けをしていたところ、隣の釣り人が胴25センチのナイスサイズのアオリイカを釣り上げる。
釣り人あるあるの一つ、撤収したら釣れる、である。
あれだけ、アオリの当たりが遠のいていたのに・・・

秋アオリのピーク(胴20センチ前後の二桁釣果)

この日の釣果も、胴23センチを含む2桁釣果となり、まさに、秋アオリのピークかなと感じている。

浮きアオリイカ釣り

11月中旬ぐらいまでが、秋アオリのピーク(胴20センチ前後の二桁釣果)で、その後は、冬に近づくにつれ、胴26センチアップのキロサイズのアオリへと成長することで、釣れる個体数が減り、大物狙いの浮きアオリイカ釣りへとシフトしていくのでは、予想する。
この、当たりラッシュが楽しめる今のピークで、もう一度竿を出したいと欲求が高まっている。

帰路、家族大絶賛のアコウの煮つけを味わい、釣り後の余韻に浸る。

浮きアオリイカ釣り

今回は、本命のアオリイカ以外にも、同じ浮きアオリイカ仕掛けに外道として、ヒラメ、サゴシ、アコウが登場。
美味しい外道は大歓迎。次回も、どんな外道がヒットするか楽しみだ。

浮きアオリイカ釣りタックル図
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