愛媛県内のファミリーフィッシングにお勧めの漁港
こんにちは。飛利浦です。
今回は釣行レポートとともに、愛媛県内のファミリーフィッシングにお勧めの漁港を2か所お伝えいたします。
Vol.1～3では、何かが必ず釣れる大日提港でグレとカサゴ、遊び場とトイレが充実している喜木津港でアジとカワハギ、飲み物が激安の今出港でアナゴを釣るレポートをいたしました。
どの港も家族連れで釣りが楽しめる漁港ですが、今回は新たに、9月22日に有網代（あらじろ）港でグレを、9月28日に中泊港でフエダイを釣ってまいりました。それぞれファミリーフィッシングにお勧めの漁港です。
有網代（あらじろ）港でグレ
有網代港は西予市三瓶地区にあります。
幅の広いL字型の堤防は、外向き側も高さが抑えられています。
堤防に1つだけですが救命用の浮き輪が常備されており、駐車スペースが広く近くに釣具店もあります。
人気エリアはL字の角部分の外向きで、アジやタイが狙えるようです。対して堤防内向きに海を覗き込むと、係留船の下にチヌの姿がちらほら見えます。妻は大きな真鯛（コブはなかったのでコブダイではないと主張）も見えたと言っていました。トイレが港にないので、近傍の海の駅や商店に拝借せねばなりません。
当日は、堤防先端付近の係留船近くで釣りを始めました。
係留船から少し離れたところに撒き餌をうち仕掛けを投入してほどなくして20センチ前後のグレが釣れ始めました。
針外しと血抜きを私が担当して、子供にはもっぱら釣り上げることに専念してもらいました。
子供ののべ竿釣りと私のフカセ釣りで、1時半から5時過ぎまでに20センチ前後のグレが10尾、29㎝と26㎝のグレが1尾ずつ釣れました。
エサ取りが爆沸きして釣りにならないということがないのもこの港の良いところです。
子供に持たせた竿は3.6メートルの渓流竿で、道糸は竿と同じ長さのナイロン2号、適当にガン玉を噛ませ、針は5～6号のグレ針を結びました。
このくらいの竿と針だと、幼稚園児でも余裕をもって取り扱いでき、刺し餌のオキアミも上手に針にさせます。
ウキをつけずに棚を自在に変えつつ釣りをしていました。あたりも明確にわかって楽しめたようです。
中泊港でフエダイ
続いてレポートする中泊港は愛南町西海地区にあります。
磯釣りの瀬渡し船の拠点となっている立派な港です。
港に男女別のトイレが整備されており駐車スペースも広いです。
海中遊覧船の発着所にもなっているので、家族連れで釣りをする際には、釣りの前後に観光も楽しめます。
堤防内向き側は広い足場となっていますが、堤防外向き側は高さがあり足場も狭くなるので、お子様との釣りはお勧めできません。
釣具店は愛南町の市街地にあります。
釣行当日は終業後の夕方から単独で釣りを始めました。
磯竿と撒き餌を用いた全層フカセ釣で日が沈む前にグレを釣るつもりでした。
しかし、オキアミ3㎏と配合餌1袋を用意していたものの、釣果が上がらない間に日が沈んでしまいました。
そのままアジでも釣れればいいやとフカセ釣りを続けました。
途中バシャバシャと海面が騒がしくなることもありましたが、20センチに満たないマルアジの群れでした。
どっぷり日が暮れてマルアジの群れも去り潮どまりの時間が近づいたところで、強烈な引きを伴ったアタリがきました。
やっとアジが釣れたと思い、バラさないように気を付けつつ玉網で回収しました。釣り上げると初めて見る魚で、体は赤く、ヒレは黄色、体の側面には黒い筋と斑点。
触ってよいのかもわからなかったので検索してみると、どうやらヨコスジフエダイらしいと分かりました。
魚が釣れない時間帯にカゴ釣りに変えようかと思っていましたが、ヨコスジフエダイは食べても美味しいということで、フカセ釣りを続けた結果、潮どまりを挟んで30センチオーバーを頭に計5尾のヨコスジフエダイとアジ・ハタンポが釣れました。
フエダイは翌日の晩御飯に2尾を刺身で頂きましたが、まったく癖のない白身でおいしく頂けました。残りの3尾は皮霜造りにして頂きます。
