まず、この度の西日本豪雨により被災された方々に心からお見舞い申し上げると共に復興に尽力されている皆様のご安全とご活躍をお祈り申し上げます。
今回はチヌのダンゴ釣りと防波堤での五目釣りをレポート
今回は7月の3連休の釣行をレポートいたします。
前回の釣行レポートでは、大阪から出張してきたNさんとの仕事帰りのお気楽グレ&カサゴ釣りを報告しましたが、今回もまたNさんに登場していただき、チヌのダンゴ釣りと防波堤での五目釣りを報告いたします。
愛媛県御荘湾のカセでダンゴ釣りに初挑戦!
3連休の初日、いつもは紀州白浜でチヌ釣りをされているNさんのたっての希望で、愛媛県御荘湾の大島海産でカセでのダンゴ釣りをしました。と言っても、私はカセ釣りもダンゴ釣りも初めてでしたので、Nさんに道具を貸してもらい、釣法も手取り足取り教えていただきました。
普段の釣りの道具に加えて、ビーチパラソルとパラソル立て兼用のイス(道具箱)と大量の飲み水が必須でした。
竿はNさんにお借りしました。
朝6時に他のカセに乗る方々と協力してバケツリレー方式で釣具を船に積み込んで出発しました。
カセに乗り移り、まずはダンゴ作り。ニュー赤だんごチヌに海水を混ぜてコネコネ。甘い香りで楽しい。なにせ釣具のバケツリレーもダンゴ作りも初めてなのですべてが新鮮でした。
Nさんはダンゴの固さを均一にする為に、ダンゴ生地にはオキアミもアミエビも混ぜないで、ダンゴの中心にアンコ状にエビ/アミ類をつめるとおっしゃっていました。
アミの形も崩れにいそうです。
真似してダンゴを3つほど作り、海中へ投げ入れました。
そして、2号の糸に4号のチヌ針を結び、オキアミを刺してダンゴで包み海中へ。仕掛けを巻き上げ、ふたたびオキアミを刺してダンゴで包み…。蛹、コーン、蟹、貝と刺し餌を変えて、針を変えて、ダンゴを何個か作って投げ込んで…。辛抱する時間が続きました。
Nさんがずっとチヌを追い求める中、私は刺し餌を赤イソメに変えてダンゴに包み、海底付近でチヌ以外の魚を狙ってみました。イソメをちぎられることが数回あった後、40cm弱のイトヨリが釣れました。チヌ狙いと虫餌での釣りを繰り返した私は、結局その日5尾のイトヨリを釣り上げました。
Nさんはというと、小さなアタリを見逃さずにガツーンと合わせて釣り上げてみたもののイラだったり、ドカーンと魚が乗ったものの掛かった魚が大き過ぎてあえなくバラさざるを得なかったりで、なかなか思うような釣果が得られませんでした。
そうこうしている内に16時を過ぎ、納竿の時間が迫りました。
すると、隣に座るNさんがつぶやきました。
「仕掛けが落ちていかないなぁ。おかしい。」
直後、大合わせをされました。
竿を逆Uの字に曲げて釣り上げたのは、47cmのチヌでした。
釣りを始めて10時間、価値ある一匹を釣り上げて納竿となりました。
今回は、私は家族を帯同して釣行しましたが、私とNさんがチヌ釣りをする中、私の家族は西海の海中展望船に乗ってサンゴ礁やグレの群れを見物したり、南レクこども動物園で白い孔雀を見ていたりしたそうです。
17時過ぎカセから戻り港に着くときに子供たちに手を振ってもらいました。
ファミリーフィッシングをゆるーく楽しめて子どもたちも満足!
翌日、前日とはうって変わってゆるーい釣りをしました。
場所は八幡浜市の喜木津漁港、佐多岬半島の付け根にある瀬戸内海側の落ち着いた漁港です。
この釣り場の良いところは、濃い魚影(40cmのサバを釣ったこともあります)、トイレがあり、公園があり、広場があり、砂浜があり、夏場は海の家が開かれるところ。家族を連れて釣りをするにはもってこいです。
前日の疲れを少し引きずり、11時から釣りをはじめました。
私は前回の釣行で目覚めたのべ竿での餌釣りで挑みました。
仕掛けは前回同様かんたんハゼ仕掛けセットで、今回はアミエビを杓で撒いて魚を寄せつつ、針にアミエビを刺して釣りをしました。
結果は20cmほどのアジが3尾。
アジの群れが散った後は、海の家でカキ氷を食べてしばらく体を休ませました。
子供たちも満足していたようです。
再開後は、潮が引いた中での釣りとなり、のべ竿とウキを使った釣りは厳しい状況となりました。
ウキをはずして、サルカンにカワハギ用の胴つき仕掛けを取り付けて、丸えびを千切ったものを針に刺して釣りをしました。
ベラやスズメダイの中にカワハギが餌を追いかける姿が見える状況のなか、カワハギが餌をつついた瞬間に竿をキュッとたてカワハギを釣り上げました。結果2尾。
その後、潮が引ききったところで釣りを中断し、別の港に移動して日没までアジ釣り。Nさんはお土産を10尾ほど追加して帰宅されていきました。私のイトヨリ2尾とNさんのチヌ/イラ/シマイサキを物々交換し、まずはイトヨリを酒蒸しと焼き霜造り、チヌを刺身で頂きました。これからしばらく魚が食卓に上り続けます。