アオリイカのジェット噴射で釣り納め【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第15弾】 | カンパリプラス

掲載日: 2018/01/08

アオリイカのジェット噴射で釣り納め【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第15弾】

アオリイカ浮き釣り釣行記、第15弾は和歌山県南紀、串本町の地磯へ

アオリイカ浮き釣り釣行記、今回は第15回目。
浮きアオリイカ釣りのツノダです。
前回の第14弾で、浮きアオリイカ釣り南紀開幕戦をご紹介させていただきました。開幕から絶好調!今シーズンも期待が持てると、12月に3度釣行しましたが・・・・。「そんなに釣りは甘くない。自然相手の釣りは思い通りに行かない。」ことを痛感した今回の釣行記です。

海水温が低下する、この時期の釣りは、どうしてもアオリの食いに関する活性が落ちるため、活性が上がるプラス要素を求めてしまう。
黒潮本流や反転流の接岸による海水温の上昇や安定月明かり等である。

12月初旬の釣行当日、月明かりのプラス要素を備え和歌山県南紀、串本町の風裏となる地磯まで向かう。
満月まわり、満月前のタイミングで釣行したかったが、都合が合わず、満月後のタイミングとなる。
この時期、満月前に釣行したかった理由は
①日暮れから月明りがある。
②潮の下げと月明りが重なる。
③捕食が苦手なアオリが干潮のタイミングで浅場の小魚を捕食しやすくなるプラス要素が加わる、干潮の時間が0時までなら体力が持つ。

当日は、満潮が18時20分、干潮が1時。日の入りと満潮が重なる17時から18時すぎと、21時から干潮の1時までが地合いとなる。

しおみひょう1

 最高の地合いが深夜1時のため、そこまでは体力的に粘れないため22時か23時には撤収しようと計画を立てる。昼3時に釣り場に到着。まず、アジバケツの海水を入れ替える。
アジバケツ
アジ

外気温が5度、海水温が17度前後のため、アジバケツの蓋を開けておくと、外気温でバケツ内の海水温度が下がり、活きアジが弱るため、こまめに海水温を入れ替えて、バケツの蓋をする。
私はワンド奥のシモリが点在するポイントで、同行者の鈴木さんは、岬先端からに向けて深場を狙う。
ワンド奥のシモリが点在するポイント
岬先端からに向けて深場を狙う

16時、鈴木さんの1投目にキャストした仕掛けが手前、手前に動き、気が付けば鈴木さんの足元まで来たようだ。磯場にラインが絡む恐れがあるため、鈴木さんは、ラインを巻きだす。鈴木さんは、糸ふけがなくなった時点で、アオリの重みを感じたようだ。慌てて合わす。実は、アオリがアジを捕食しながら、手前、手前に移動していたようだ。
600グラムのアオリイカ

幸先良く、600グラムのアオリイカを手にする。
600グラムのアオリイカ

17時、日が暮れだし、釣れる雰囲気が海面から漂う。
釣れる雰囲気が海面から漂う

足元から約40メートル地点にキャストした浮きが右へ右へ移動しながら、スパッと海中に消し込む。アオリが当たりそうな予感が的中し、テンションが上がる。糸ふけをとり、アオリ独特のズシリとした重みを感じたと同時に、海面の位置にあった竿先を自身後方へ、すばやく合わせる。竿がひん曲がり、アオリ独特のジェット噴射がスタートする。「乗りました~。」と鈴木さんの声が聞こえる。同時に鈴木さんも乗ったようだ。慎重に足元までアオリを寄せきる。
アオリイカ1200グラム

1200グラムの綺麗な個体にウットリしてしまう。
1200グラムの綺麗な個体
1200グラムのアオリイカ

鈴木さんも本日2杯目となる800グラムを手にする。
鈴木さん
2杯目となる800グラムのアオリイカ

さらに、鈴木さんの浮きが海中に消し込み、3杯目となる800グラムを追加。地合い到来、アオリラッシュが始まるのか!と期待が高まる。
そして、月が顔を出し、さらに釣れそうな雰囲気が漂う。
月が顔を出す

月が上がりだし、海面を煌々と照らしだす。
月の光
海面を照らす月の明かり

いつアオリの当たりがあってもおかしくない緊張感が3時間も続くが、まったく反応なし。21時を過ぎだしたときから、風が強まり、継続が難しくなる。メインの地合いと予想していた21時から1時までの干潮の下げのタイミングに竿を出せる状況でなく、あえなく納竿となる。
釣り場図1

タックル図1

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アオリイカを狙って翌週も再び南紀へ

メインのタイミングで竿を出せなかったフラストレーションから、鈴木さんと翌週、再び南紀へと車を走らせる。
寒波の影響で、海水温が下がり、さらに、月明りもなく、プラス要素はないが、次の月明りまで釣行を我慢できずに、釣り場に向かってしまった。
当日は、満潮が19時、干潮が2時で、月明りがないため、地合いは、日暮れと満潮に向け潮が上がる17時から19時の2時間、短時間勝負である。

しおみひょう2

南紀、周参見町の地磯に15時に到着。
アオリイカのジェット噴射で釣り納め【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第15弾】

前回と逆に、鈴木さんがシモリ点在がするポイントで、私外海で竿を出す。
足元の水深は8メートル、30メートルキャストすれば水深15メートルと深まり、水深15メートルをタナ12メートルで底を狙う。
活きアジの元気さが釣果に差となるため、アジバケツ内の海水をこまめに交換する。
アジバケツ
アジバケツの海水はこまめに交換

17時からの日暮れの時間。海から釣れそうな雰囲気が漂い出す。
釣れそうな雰囲気

前回同様、釣れそうで釣れない、もどかしい時間帯が続く。地合いと予想していた19時となる。今回は、アオリの当たりもなく終わってしまうのかと思った瞬間、鈴木さんの浮きが海中に消し込む。鈴木さんは、落ち着いて糸ふけをとり、力いっぱい大きく合わせる。竿が曲がり、アオリ独特のジェット噴射がスタート。慎重に足元までアオリを寄せきる鈴木さん。
1000グラムの良型のアオリ

1000グラムの良型のアオリを手にする鈴木さん。
アオリイカ500グラムを追加

その後、晩9時まで粘り、鈴木さんが500グラムを追加する。
私はと言うと、諦めて撤収しようと思っていたところ、浮きがポコポコ違和感ある動きをしていたため、糸ふけをとると、アジの尻尾を振り泳ぐ生命反応がなく、アジより若干重たい重みを感じたため、あいつの仕業やなっと思いながら大きく合わせ、あいつをゲット。
赤イカ

南紀の冬場の風物詩。海水温が下がると姿を見せる赤イカでした。アオリを諦め納竿とした。
釣り場図2

タックル図2

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アオリイカで釣り納めたい! 月明りと干潮の重なるプラス要素を狙って釣行

このままでは終われない!年を越せない!
寒波の影響でさらに海水温が下がりだし、12月絶不調の自分は、月明りと干潮の重なるプラス要素が加わる年末まで釣行を我慢。
待ちにまった年末の釣行当日。南紀は、晴れ、波と風が弱く抜群の釣り日和ともあって、仕事納めを終えた釣り人でどこの釣り場も先客が居る状態。車を停めるスペースも見つからない。釣り場を探すこと数か所。こんなに釣り人が多いのか!?と感心しつつも、釣り場が見つかるのか、不安になる。16時、グレ釣り師が納竿し、空いた釣り場をようやく発見。しかも、風裏となる地磯で、追い風が若干あり、波もウネウネする最高のコンディション。さらに、先ほどまでグレ釣り師が撒き餌をしていたため、足元は小魚で溢れている。

やっと確保した釣り場
足元は小魚で溢れる

苦労して探しまわった甲斐があった。
当日は、満潮14時、干潮21時30分、満月の月明りがある、満月前のタイミングで、最大の地合いの21時半に合わせて釣行できる等、プラス要素が大いにある。
しおみひょう3

今回は、私は外海に向け、鈴木さんはシモリが点在するワンド奥に向け釣り座を準備する。
私の足元は、水深12メートル、40メートルキャストすると、水深が25メートルを超える極深のポイントである。
夕方4時半、1投目を約20メートルキャストする。タナを12メートルと底近くに設定する。海水温が低いこの時期は、アオリは地合いで活性が高くなければ、底付近に居ている。
底付近を狙いすぎたのか、根掛かりしたようだ。竿を大きくおおり、仕掛けを回収する。小さいナマコがイカ針についている。ナマコをイカ針からはずして、2投目は、約25メートルキャストする。浮きが沈み、浮きを繰り返し、その場から動かない。どうやら根掛かりをしたようだ。大きく竿をあおって、根掛かりをはずし、仕掛けを回収する。今度は、大きな赤ナマコがイカ針についている。
ナマコ

大きな赤ナマコ

底付近を狙いすぎているようだ。
そこで、約40メートルキャストし、水深25メートル地点をタナ12メートルで、中層狙いに変更。
18時、日が暮れ、潮が下がりだし、海面から釣れそうな雰囲気が漂う。
「乗りました~」と、シモリが点在するワンド奥で竿を出している鈴木さんの大声が、静寂した暗闇から聞こえてくる。鈴木さんの元まで駆け寄る。
1200グラムの良型のアオリ

1200グラムの良型のアオリを満面の笑みで手にする鈴木さん。
再投入した鈴木さんの浮きが再度海中に消し込む。
1000グラムの良型のアオリイカ

アオリイカ絶好調の鈴木さん

1000グラムの良型のアオリを手にする鈴木さん。この3釣行、絶好調の鈴木さん。
いよいよ、地合い到来、自分の浮きも海中に沈めと祈り、電気ウキを凝視する。
すると、浮きが、若干傾く、立つ、傾く、立つ、を繰り返すが沈まない。あいつか?糸ふけをとると、アジの生命反応を感じず、アジより少し重い感触が竿先から伝わる。大きく合わせるも、ヒットせず。活きアジを交換し、再び、当たりのあった場所に仕掛けを再投入。浮きが着水と同時に、若干傾く、立つ、傾く、立つ、を繰り返すが、決して海中に消し込まない。大きくあわせるも、ヒットせず。
アオリイカのジェット噴射で釣り納め【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第15弾】

貴重な活きアジがあいつに、瞬殺される。
かじられたアジの仕掛けのまま、当たりのあったポイントに再投入。同じようなウキのシグナルがあったと同時に、竿のしなりを活かして大きく合わせる。
赤イカの登場

赤イカの登場である。赤イカはアオリと違い細く小さいため、イカ針にヒットしにくい。ヒットするのが、なかなか難しい。赤イカの当たりが続き、釣り上げることができないまま活きアジが瞬殺される。
鈴木さんと、赤イカラッシュに見舞われる。当たりが続き、ヒットに持ち込むコツを少しつかむ。
赤イカラッシュ
赤イカラッシュ

赤イカラッシュ
赤イカラッシュ

18時から20時までに、私は赤イカ8杯、鈴木さんは赤イカ6杯。赤イカの当たりが止まらない
20時、月明りが海面を煌々と照らす。潮は大きく下がり、まさに地合いの到来を思わす。
アオリイカのジェット噴射で釣り納め【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第15弾】

最高のコンディションであるが、潮通しが良すぎるポイントで、グレ釣れ師の撒き餌で集まった小魚を目当てに赤イカが大群で接岸という、なんとも狙い通りに行かない、もどかしい気持ちでいっぱいだ。
赤イカにかじられた無残なアジの状態で仕掛けを投入しても、赤イカが釣れてしまう。
臆病なアオリは、赤イカの存在を嫌い、まったく反応なし。
もうこれで終わりかと、アオリを諦めかけていた。そのとき、浮きが、40メートルキャストした位置から、1投目、2投目でナマコが引っ掛かった足元から約20メートルのところまで、戻ってきていた。根掛かりが気になるが、赤イカとのやり取りで疲れていたため、そのまま仕掛けを放置する。しばらくすると、浮きが海中1メートルの位置に沈み、アオリの居食いのシグナルを示す。このとき、どうせ赤イカだろうという気持ちで糸ふけをとると、アオリ独特のズシリとした、明らかに赤イカの軽い重みと違う感触が竿先から伝わる。渾身の合わせを入れる。竿がひん曲がり、アオリ独特のジェット噴射で、リールが逆回転。今シーズン最大サイズのアオリのパワーに、緊張する。ナマコが掛かった根掛かりギリギリの位置でのヒットのため、竿を立て、リールを巻き、アオリを浮かすことに集中する。何度となく、ジェット噴射に耐え、水面に、大きなエンペラを優雅に動かすアオリの姿を確認。
アオリイカのジェット噴射で釣り納め【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第15弾】

1600グラム、ナイスサイズのアオリ

1600グラムのナイスサイズのアオリを手に、喜ぶ自分。
赤イカにかじられまくった死にアジで、まさかの良型がヒットするとは!?
活きアジに交換して、再度、当たりがあった、ナマコゾーンに仕掛けを投入。
すると、着水した浮きが浮いてこない。地合いに良くある、即ヒットか?糸ふけをとると、アオリ独特のズシリとした重みを感じる。リールを巻くと、重みがジワーと浮いてくるのが分かった瞬間、海面に位置した竿先を自身後方へと、渾身の力で大きく合わせる。竿がひん曲がり、強烈なジェット噴射がスタートする。
1600g

同一サイズの1600グラムのアオリを手にする。
アオリイカのジェット噴射で釣り納め【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第15弾】

良型のアオリのジェット噴射を体験すると、面白さと手に残る感覚から、この浮きアオリ釣りをやめられなくなる。水深25メートルの中層に赤イカが群れで居るため、水深12メートルの底付近にアオリが避難していたようだ。
ここで、活きアジがなくなり納竿とした。15匹準備した活きアジは、赤イカに、ほぼ瞬殺された
アオリイカのジェット噴射で釣り納め【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第15弾】

最後の1投を、死んだアジを仕掛けに取り付け、約40メートルキャストすると、赤イカがヒットするほど、赤イカの群れは居続けていたようだ。
アオリイカ2杯、赤イカ9杯の釣果に、狙ったアオリが釣れないもどかしい、思いとおりにいかない釣行となったが、最後に、良型のアオリのジェット噴射を体験し、迫力ある姿のアオリイカを手にすることができ、釣り納めとして、良しとしよう!と自己満足することにした。
アオリイカのジェット噴射で釣り納め【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第15弾】

アオリイカのジェット噴射で釣り納め【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第15弾】

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納めて即、初釣りに行かなければと思ってしまう自分の釣り欲が恐ろしい。
 
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