【2017新製品インプレ】 ダイワ タトゥーラSVTW | カンパリプラス

【2017新製品インプレ】 ダイワ タトゥーラSVTW

ダイワ タトゥーラSVTW!

4月になり、今年の新製品もどんどん店頭に並び出しました。その中でも注目商品の1つ『ダイワ タトゥーラSVTW』をご紹介します。
完全に個人的な感想になりますが、購入をお考えの方の参考に少しでもなればと思います。

私は今までシマノ派でダイワ製品にはあまり関心がなかったのですが、バックラッシュがしにくいSVスプールの存在が徐々に気になりだし、さらにタトゥーラSVTWは実売価格2万円を切るという事にも背中を押され、ギア比が6.3、7.3、8.1と3つのラインナップがある中でもオールマイティーに使えそうなギア比7.3モデルを購入してみました。

YGKナスリー Nウォーカー ドレッドライン 20lbを巻き、以前から所有しているシマノ ポイズンアドレナ172Hにセットしてフィールドに向かいます。

YGKナスリー Nウォーカー ドレッドライン
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シマノ ポイズンアドレナ 172H
シマノ ポイズンアドレナ 172H
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早速使ってみる!

ベイトリールのブレーキシステムはシマノ製品に代表される遠心ブレーキ、ダイワ製品に代表されるマグネット式ブレーキと大きく分けて2種類あります。
今回使用するタトゥーラSVTWはマグネット式ブレーキになります。

フィールドに到着し、早速キャストしてみます。
最初の1投なのでマグネット式ブレーキの目盛りは20のフルブレーキ、メカニカルブレーキはスプールが僅かに左右にカタカタ動くくらいにして、デプス サーキットバイブ3/8ozをセットしてふわっとキャスト!

デプス サーキットバイブ3/8oz #02レッドギル
デプス サーキットバイブ3/8oz #02レッドギル
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遠心のブレーキの効くタイミングは投げ始めのようですが、マグネット式ブレーキは投げた直後から着水まで均等にブレーキが効いているようなイメージです。遠心ブレーキとマグネット式ブレーキの特性なんでしょう。
と思いながらぼけーっと飛んでいるルアーを見ていると、着水。
あ、サミングしてなかった!!(汗)
恐る恐るスプールを見ると、わずかにラインがたわんでる程度でバックラッシュしていないんですよ。

『SVスプールすげぇ!!これほどとは!!』

2投目はマグネット式ブレーキを14くらいまで弱めて、思い切ってフルキャストして着水。
おおお!フルキャストでノーサミングでもバックラッシュしませんね!
スプールのラインは先ほどと同じくわずかにラインがたわむ程度。

この精度だとバックラッシュの心配をせず際どいポイントを攻められたりと、余計な事を気にせず釣りに集中できます。着水が見えなくてサミングが難しいナイトゲームにも最適でしょう。

また、ラインをスプール内側のハーフラインまで巻くと、さらに軽量リグが扱えるようです。今回は試していませんが、スキッピングなんかもやりやすいんでしょうね。

【2017新製品インプレ】 ダイワ タトゥーラSVTW

ダイワユーザーの方にはお馴染みかもしれませんが、TWSもよく考えられています。
20lbのラインを巻いている時点で遠投前提のセッティングではないのですが、TWSのレベルワインドで放出時にラインに抵抗がかからないせいで、思ったより飛んでくれました。

【2017新製品インプレ】 ダイワ タトゥーラSVTW

そして、初の釣行で無事バスを釣ることができ、めでたく入魂完了です!

【2017新製品インプレ】 ダイワ タトゥーラSVTW

しかし、気になる点も。

まずは、ラインキャパがやや少なめですかね。20lbのフロロラインが抵抗なく飛んでいくので大型のメタルバイブなどの巻物系ルアーを遠投してみたくなります。
SVスプールでラインキャパが犠牲になってしまうのでしょうが、最低でも14lbを100mは巻けないと少し心許ないですね。ギヤ比8.1のモデルだとカバー撃ちなどの接近戦が主になってくるので、そこまで気にはならなさそうですが、ギヤ比6.3のモデルだと巻物主体になると思われるので影響がありそうです。

そしてドラグノブ。マットな質感でやや安っぽさがありますね。光沢ならばそこまで安っぽさは出なかったのかも。
まあ、使用するのに全く問題ないですし、この値段だと文句は言えないところもあります。が、ビジュアルも楽しみの一つでしょう。これは後ほどカスタムパーツに交換したいと思います。

もう一つはハンドル長さ。80mmがデフォルトですが、90mmでもよかった気がします。こちらも値段を考えると文句は言えないですかね…。

まとめると

タトゥーラSVTW、オススメできるリールです。
スキッピングやピッチング、また軽量ルアーのキャストなど、まだ試していない事もありますが非常にノンストレスで使いやすいリールだと思います。
陸っぱりでもこれ1本あればある程度こなせそうですし、ボディの光輝塗装など、上位機種に迫る質感ですね。
またバックラッシュなどのライントラブルが極めて少ないので、ベイトリール初心者の方にもうってつけです。ベイトリールの難関、バックラッシュで苦労することもなくなってくるのではないでしょうか?

最近のタックルの進化は数年前では考えられないくらいめざましいものがあります。
お気に入りのメーカーを使い続けるのもいいですが、たまには日頃使わないメーカーの製品を使ってみるのも新しい発見があっていいのではないでしょうか。

スペックなど詳しくはメーカーサイトをご覧下さい。

※商品の使用感は個人によって異なります。

ダイワ タトゥーラ SV TW
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