ふじ的ティップランエギング!後編【ふじ氏連載記事No.05】 | カンパリプラス

掲載日: 2015/10/06

ふじ的ティップランエギング!後編【ふじ氏連載記事No.05】

さてさて、秋本番

シーズン後半戦を迎え・・・

ティップランのことをもう一度考える・・・

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潮効いてエエ風吹いて、エエ流れかたしているときは、

当然ながら【釣りやすい】

ラインを張っての釣りなので、さほど難しい釣りでもなく…

アタリは…

【戻る】

【入る】

【震える】

【緊張する】(謎)

まぁ… だいたいこんなもんですわ。(笑)

【 緊張する 】ってのは、風、波、その他の振動や揺れで常に動いているハズのティップが、それらの影響をすべて受けずに静止するアタリ。これがとってもワクワクするんです。ボク的に・・・(笑)

上手く説明できないけど、まぁ・・・違和感ですわ。

要するに、テンションかけたティップに変化があれば、全てアタリと認識して、目で感じるアタリと、手に感じるアタリがあるので、とにかくアワせれば…

【どすっ! じじぃ~~~…】(笑)

思ってるより簡単に釣れます。

アタリをとらえてアワせて掛ける。
そして、深いトコロから流れるボートに逆らいながら、筒一杯に水の抵抗を受けた烏賊を引き寄せるのは、実際のサイズよりも重量感あって楽しいのよね。(笑)

問題は、流れない時…

ボートも極々ゆっくり流れて…もしくは流れない状況で、潮は意外と効いてるような時…

こんな状況って、意外と多くて苦戦するんよね。(汗)

今までは、ボク的には、流れ緩い時はエギをどんどん軽くして、ラインがなるべく斜めになるように調整して釣っていたけど、コレがまたエギを軽くすれば…

【底取りダルイ】

【エギ浮く】

【フラつく】

【テンション緩いんで戻るアタリがわからない】

【あんまり釣れん】

と、苦戦するんです。

で、いろいろと考えたさ、発想の転換!よ。

それはね・・・

流れ緩ければ緩いほど

【エギを重くする】

って、考え方。

完全バーチカル。真下の釣り。

シャクったあとにロッド操作でテンションフォールもさせやすいし、水平の姿勢のまま、完全にサスペンドで静止も出来る。

これは、スパイラル釣法とティップランと、Sフォールのハイブリッド的な釣りになりそう。

メタルスッテにも似たような釣りかも?(笑)

つまり、流してポイント移動しながら広く誘うティップランに対して、

流れないので、シャクって上下にアピールさせて周囲の烏賊を寄せて釣る、まさにSフォール的な誘いで、尚且つ、フォールで乗せるんではなくて、フロントヘビーなウエイトのエギで、水平に完全にサスペンドさせて抱かせるイメージ・・・
そして、自分の意思とロッド操作ひとつでテンションフォールで抱かせることも自在・・・(^^)v

何より、エギを重くすることで、ボートの揺れや、風の影響下でもエギがフラつきにくい!

と、勝手なイメージしている中では、無敵な釣法。

それがそうは甘く無いんですけどね・・・(笑)

だけどこれは、一筋の光 が見えたような気がするぞぉ。(^^)v

ただ、ここで難問に遭遇する予測も…(汗)

ナナメに引っ張る、従来のティップランとは真逆の

ほぼ真下に掛かるテンションを受け止めるロッドティップに
、ほとんどの場合、横からバイトしてくるであろう烏賊のバイト・・・

その振り幅の少ないアタリをとらえられる感度のいいロッドが欲しくなるような気がするぞぉ。(^^)v
ほぼ垂直に垂れるヘビーウエイトなエギを横方向に烏賊が触ったとしたら、微弱なアタリしか出ないはず・・・。(汗)

それを、出来れば目感度で取れる繊細な感度のロッド・・・

そんなロッドあるんかなぁ・・・?

柔らかいだけのロッドだと、重いエギのテンションを受けて無駄に曲がり戻るアタリが出た時に反発力無くティップ返るのが鈍くて戻らず、その結果アタリがわからない。(泣)

張りがあるチューブラーティップだと手に来るほどのアタリなら得意だけど、ティップの先に少しの違和感として出るような僅かなアタリは全く気がつかずに終わる悲しいパターンが多そう。(泣)

そのへんのバランスが絶妙に仕上がってるロッド選びも大切ですね。
買って使ってみないと分からんけど。(笑)
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少し試してみてますが、物凄い素晴らしい結果が出るワケでも無く、全然ダメなワケでも無く・・・

秋の新子は油断するとくらいます!(笑)

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まだまだフィールドでの実釣による裏付けが必要ですが、なんとなく【1つの引き出しとしてはアリ】みたいな気がします。

今年の但馬海岸は、発育不全なムードの新子アオリイカですが、ようやく活発にエサを取るサイズまで成長して来た様子です。

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秋のアオリイカ後半戦!


海況許すなら、秋の澄んだ空の下、逃さず浮かんでティップランを楽しみましょう!

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では。

フィッシングショー2021