ふじ的ティップランエギング!前編【ふじ氏連載記事No.04】 | カンパリプラス

掲載日: 2015/09/01

ふじ的ティップランエギング!前編【ふじ氏連載記事No.04】

みなさんこんにちは。
【ふじ】です。
暑さも朝晩は幾分マシになりましたが、まだまだ残暑厳しいですが、そろそろあのターゲットの季節が近づいてまいりました。

新しい命はすくすくと?(笑)

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そうです!
アオリイカです!(^^)

ボートからアオリイカを狙うとなるとやっぱりティップランエギングでしょ!(^^)v

って事で、今回の連載記事は、【ふじ的ティップランエギング!】について書きたいと思います。

【待ってました!】って方、居ます?(笑)

あくまでボク的なティップランですので、参考までに・・・
m(_ _)m

早速ながら、先ずはタックル。
とにかく大切なのはロッド!

メーカーやデザインは好みに任せますが、ティップラン専用ロッドをおすすめします。

なぜ専用ロッドか?

専用ロッドを使うと、釣りしていてもストレス無く楽しいからです。(笑)

アジングロッドやメバルロッド、また柔らか目のタイラバロッドでも代用出来ますが出来ればティップラン専用ロッドを使いましょう!

釣れるまでの楽しさが明らかに違います。(笑)

そして、次に大切なのはPEライン!

相手は秋の新子アオリイカなので、それがシーズン後半の1キロを超えるほどに成長したアオリイカでも!絶対にファイトでラインブレイクする様な事は絶対に!ありません!(笑)
なので細ければ細いほどメリットが多いです。

そして、最後に餌木!

各メーカーさんからいろんなタイプのティップラン専用餌木が出てます。

最近は重さのバリエーションも増えて来てるんで、基本的には3.5号サイズで、25gくらいの軽めのモノから50gくらいの重めのモノまで揃えましょう。(^^)

タックルの準備が整ったらボートで海へ!

ポイントの水深は、シーズン初めは浅め~徐々に深い方にシフトしていくのが通常ですね。

イカの胴長が10センチを超えるくらいになると、ティップランで狙えるようになりますが、ティップラン専用餌木のサイズは多くは3.5号サイズなので、イカの胴長が14~15センチ位からが本番ですね。(笑)

・・・とは言っても防波堤や磯から狙うよりもティップランで狙う沖のポイントはイカのサイズはひとまわりもふたまわりも大きいので、山陰但馬の海だと9月半ば頃にはキロアップも狙えます。

実際に近年毎年9月半ばにはキロ近いイカをキャッチ出来てますよ。
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画像は2014年の9月半ば過ぎ頃にティップランエギングで釣った早生まれのアオリイカです。(^^)v

ひとまわり大きいアオリイカを狙えるのも、沖のティップランエギングの魅力のひとつですね。(^^)v

そして釣り方ですが、釣りとしてはラインを張っての釣りなので単純明快です。

シーズン初めは水深15~20メートルくらいを狙います。
シーズンが進むにつれて水深も深くなります。

当然ながら、海藻やシモリがあるところが好ポイント!

ボートを流しながらティップラン餌木をキャストせずに底まで落とします。
当然ながら、ボートは流れながらフォールさせるんでPEラインは斜めに入って行きます。

この斜めの角度が45度~60度くらいの角度になるようにティップラン餌木の重さで調整します。
ボートの流れる速度が速ければ餌木を重く、遅ければ餌木を軽くします。

時速にして1.0~1.5km/hくらいがボク的には理想ですね。

ボトム着底の合図は、水面よりも手前の自分側のPEラインがフニャフニャとなるので、着底を見逃さないように集中して、着底したらスグにリールを巻きながら4~5回とか、まぁ適当にシャクリます。(笑)

この時、丘ッパリのエギングのようにラインスラッグを弾くようなシャクリ方をすると、かなりの高確率でロッドのティップにラインが絡み付いて折れますのでご注意を!(笑)

ティップランエギングの場合、風でボートが流されるのを利用して釣るので、当然ながら常に向かい風の状態で釣りをします。

なので、ラインスラッグは禁物!餌木自体も重いんでスラッグジャークしても動きませんのでご注意を!(笑)

餌木投入~ボトム着底~巻きながら4~5回シャクリ~~~

ラインを張って微動だにせずにロッドをピタっ!と静止させてアタリを待ちます。

ロッドは静止させますが、ボートが流されるので、餌木はボトム付近をスライドしています。
ボートの流れる速度に対して、エギが浮かない重さのものにする事が重要ですね。

・・・で、イカが居ればシャクリのあとのステイでスグに触って来ることが多いです。

アタリの出方としては、ラインの角度が45~60度くらいで流せていると曲がっているティップが戻ったり、入ったり、揺れたり、ボートの揺れのリズムとズレたり、止まったり・・・  と様々。

とにかく違和感を感じたらフッキングしてやりましょう。

活性の低い時なんかは、10秒以上、待ったりもします。
その辺は状況に応じて人それぞれの感覚にお任せします(^^)

リールのドラグは、餌木をシャクったら【チリリ】と少し出る程度に調整しておくと、フッキングの際に身切れする事も少なくなります。

ボートがいい感じで流れる時は上記のように単純明快!エギのテンションが掛かって曲がっているティップが、イカがバイトする事によって、【抜ける】か【入る】か【止まる】か【揺れる】かのいずれかのアタリの出方ですので即合わせすればいいですね。(^^)

問題はボートが流れないような時や、流れが速すぎる時ですね。

わかりやすく説明すると、【イカは捕食の時にほとんど上下動しない】って事ですね。

つまり、ラインが斜め45度くらいに入って行くような状況でエギは水中で水平に移動している時にイカがバイトしてくると後方から突っつくようにバイトして来たならティップのテンションは【抜ける】
イカがエギの横から回り込んで持って逃げるようなバイトならティップは【入る】
水平移動のエギに対して、足全部を広げてワサ~と覆いかぶさるようなバイトなら、イカは止まっていてもボートは容赦無く流れるのでティップは徐々にイカの重みを感じて【モタ~】と重くなりますね。
そして、横抱きの状態から足をゴソゴソ動かして抱き直すような時にティップが【揺れる】アタリとして出ます。

いずれにしても先ずは見た目の違和感としてティップに反映されるんで一目瞭然です。
間髪入れずにフッキングしましょう。

ボート流れず潮効かず、ラインが真下に入って行くような状況の時には、イカが触ってもほとんどティップに反映される事無くアタリが出ないです。

なので、ラインが斜めになるように、またエギが止まってしまわない状況を意図的に作る必要があります。
そのために、ボクはティップラン用の重いエギでもキャストします。

キャストしてボトムを取ってシャクリあげてテンションフォールさせて、エギがボートの真下辺りに来るまで繰り返します。
このテンションフォールの時に出るアタリを掛けるんです。
但し、水深が深くなればなるほど、当然テンションフォールさせられる回数は減ります。

シャクリあげた後、ロッド操作でゆっくり送り込んでフォールさせて抱かせるのもアリですが、揺れるボート上で重いエギをブレる事なくロッド操作でフォールさせるのは至難の技!
この難しさもなかなかハマりますね。(笑)

ティップを真上くらいからゆっくりと送り込んで行くと、テンションが抜けたり、また逆に入ったりするアタリが出ますので、これまた即合わせですね。(^^)v

イカのサイズどうこう・・・よりも【誘って抱かせて掛ける!】そして、食べてもウマイ!(笑)

この快感はヤメラレマヘンなぁ~(笑)

オカッパリだと、風を嫌うエギングですが、ティップランエギングは風が無いと成立しない釣りなので、不届きながら風を期待してしまいます。(笑)

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ティップランエギング!
まだ未体験の人は是非チャレンジしてみて下さいね。

 

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