日中に狙う?ディライトタイムのイカメタル【ふじ氏連載記事No.03】 | カンパリプラス

掲載日: 2015/07/29

日中に狙う?ディライトタイムのイカメタル【ふじ氏連載記事No.03】

はい!こんにちは!

【ふじ】です。

連載 第3弾は、勝手にマイブームの【デイライトタイムのイカメタル】

待ってました!

・・・って方、居ます?(笑)

これは、なかなかのマニアックな釣りなので、興味のある方は実践してみて下さいね。

さてさてその【イカメタル】ですが、一般的には、【夜焚きの釣り】

つまり、夏の夜。暗くなってから沖へ出て、灯りを点けてベイトを集めて、そのベイトに集まったシロイカ(ケンサキイカ)を、メタルスッテを使って釣る、最近は【イカメタル】ってジャンルかな?(^^)

で、実はボク・・・
夜焚きのイカメタルは、経験が無いんです。(笑)

厳密に言うと、その昔、実に40年ほど前に、親父に連れて行ってもらって、トンボ?の手釣り?で釣った事はあるんですけど・・・(笑)

夜は仕事なので・・・(^^)

丁度その釣りにイイ時間帯は、商売優先!夜は釣りに行けないんです。

いいんです。T^T  (笑)

で、数年前に、デイタイムのシロイカ・・・ってどうよ?

日中に、どうにか釣れんもんかなぁ〜?・・・って話で盛り上がったのがキッカケです。

こちら山陰日本海では、日中にシロイカを狙うなんて聞いた事が無い!と言われながらも、冗談半分で狙ってみたらワケわからず、当然、辛抱のない感じで釣れるハズも無く、『シロイカなんざ、夜の釣り。わざわざ明るい時間に釣らんでも釣りたけりゃ夜行きゃ釣れるがな!』と、捻くれてたんです。

でも、言わずと知れた【シロイカ】つまりケンサキイカはイカの中でも、上品で、甘味も強く柔らかな食感で、超高級なイカの王様的なイカ。

釣りする者なら誰でも、自分で釣って超新鮮な超高級なイカを超喰いたいってもんですわ。(笑)

となると、こんな性格のボクは、『意地でも日中に釣ったるわい!』と意地になるワケでして・・・

試行錯誤の末・・・

ドーン!(^^)v

 

 

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デイタイムシロイカ(ケンサキイカ)!

やっと釣れた(笑)

この陽射しの下、真っ昼間にこのサイズのイカが、やっとの思いで釣れた感動の一杯!(^^)

しばらくして、釣れた時の事を、冷静に分析してみた。

・・・

12号メタルスッテで、とりあえずボトムまで落として、ふけたラインを回収してひとシャクり、リール1回転、そしてもうひとシャクりで、ピタっと止める!

つまり、ボトムベッタリ。

ボトムはおそらく砂地。

すると、5秒くらいして、ティップがフワっ!と僅かに戻る感じ?

この時、手元には何も感じない程度のティップの戻りです。

つまり、ティップをよ~く見てないとわからない【目感度】ってヤツですね。

当時、ティップランロッドを流用してましたので、僅かながらでも戻るアタリはしっかりと取る事が出来ました。

のちに判明するいろんなアタリの出方。ラインの角度や潮の効き具合等、海の状況やイカの状態によってアタリの出方は様々。(^^)

アオリイカのティップランの場合、ほとんどがボートが流れてラインの角度は斜めに入った状況で、横移動するエギに対してアオリイカが追従して、テンションの掛かったエギを触ると、ティップが戻ったり入ったりする訳ですけど、ラインの角度が真下向きになればなるほどイカは捕食する時、上下に移動する事は無く、アタリは出にくくなりますよね。

イカメタルの釣りでも、ティップラン同様、流れて斜めでアタリを待つ状況もありますが、真下の釣りになる事も多く、しかも水深的に深いのでアタリはほんの違和感でしか出ないんです。なのでPEラインは出来るだけ細く、ロッドは目感度に優れたソリッドティップが向いていると思います。

このいろんなアタリの出方つまり【僅かな違和感】を察知して即アワセを入れてやらないと掛からない面白さ!

コンロに置いてあるヤカンが熱いのか?熱くないのか?を確かめる時に、チョン・・・って触るでしょ?

そんな感じで、スッテにイカが、チョン・・・って触るんですよね(笑)

この僅かな違和感を掛ける快感は【釣った!】感が強く爽快で、しかも胴長40センチのイカの引きはなかなかのもの!

明るい時間帯なので、50メートルの海の底からジェットを堪能して残り20メートルくらいまで上げて来ると明るいのを嫌うのか?更にズーーーン!ズーーーン!と最後の抵抗は、なかなか強烈です(^^)//

 

 

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手探りでデイタイムのイカメタルを試行錯誤して、ボクなりに現時点で解った事は、

一番のキモとなるのは光量のような気がします。

光の届くか届かないかの水深、ボク的には水深50メートルが基準で上下10メートルつまり、曇りやマズメの光量の少ない時間帯は水深40メートル付近から徐々に深い向きに探ります。

イカの群れは小さく、底ベッタリに居る事が多く、ドテラで流して探って行くワケですが、アタリがあったポイントはGPSにマークするか軌跡をたどって集中的に攻める方が効率良く釣れます。

流しながら釣って、アタリが遠のいたらまた戻って同じラインを攻めるようにしてます。

繰り返し同じラインでアタリが遠のいたら、イカの群れが移動したのか? はたまたスレたのか?
理由はどうあれ、また違う水深や位置をずらしてイカ探しの旅ですね。(^^)

日中の明るい時間帯は、棚がボケにくいので、ボトムをメインに釣ります。

時々、ボトム到達までにラインがフケてまた沈んだり、まだ底まで落ちてないのにラインが止まったりと、イカが浮く事もありますがマレで、上ずってもボトムから10メートルも浮く事はないように感じてます。

修行を積んで行くに従って、釣果は少しずつ伸びるようになりました。

 

 

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いいサイズ交えて二桁釣果も!
(^^)v

と、今までの流れで【渋くて辛抱の釣り】をイメージされた方も多いでしょう。

ですが、実際は、ライン弾いて複数のイカが奪い合ったり、引ったくったり、オートマチックで乗ったり、掛けたイカに複数杯のイカが水面まで追従して来たりする事もあったりと、イカの活性とやる気次第で、日中でもなかなか貪欲で攻撃的な一面も見れました。(笑)

今年は、ベイトタックルも導入してみましたが、これがまた軽くていい感じで、ベイトタックルならではの、ラインスラッグを出さない釣りもなかなか面白い攻め方が出来て面白い!

サミングしながらラインをロッド一本分出し、送り込みながらアタリを取って掛けるとか・・・

ラインテンションを抜かない誘いなんかも出来て、攻め方も多彩に・・・

 

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数釣りもしたいので、ひとつスッテから、ドロッパーの釣りも!

これもまた、リーダーの長さやメインのメタルスッテと浮きスッテのバランスで、潮に合わせて攻め方のバリエーションも増やせて楽しい!

ダブルで釣れちゃったりもして、そりゃもう楽しいったらありゃしない!(笑)

 

 

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そして、タイミングさえ合えば、入れ乗りラッシュも経験!

落とすたびに触る!(^^)

落とすたびに釣れる!(^^)

確変突入!(^^)

実質4時間ちょいで50杯!

 

 

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水深50〜55メートルのボトムでの、ひとつスッテ釣果なら手返しも考えたらMAX入れ乗り状態!

こんなウハウハな体験しちゃうと、もうヤメラレマヘンなぁ〜(笑)

そんな入れ乗りはこの時、最初で最後のパラダイスでしたけどね。(^^)

反対に・・・

イカが遊んでくれない時は・・・

スローにジギると・・・

ご〜〜〜ん!

 

 

image1[4]

 

 

ロッドはフルベントでドラグファイト!

こんな感じで、自由に遊べる、2馬力スモールボートって素敵です。(笑)

さて、夏ターゲットめじろ押し!

意外とコアな釣り、
【デイタイムイカメタル】

是非ともチャレンジしてみて下さいね。(^^)

釣れない時にはのんびりと・・・(笑)

 

 

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灼熱の季節です!
熱中症には充分注意して水分、塩分補給をしっかりしましょう。

そして海上ではライフジャケットは必ず着用しましょう!

突然のカミナリにも要注意な季節ですね。

暑がりのボクは、ウエストタイプで、夏は上半身裸の裸族です。(笑)

ご安全に!m(_ _)m

フィッシングショー2021