釣り場のTPOに合わせた天秤オモリの使い分け【中本嗣通氏連載記事No.45】 | カンパリプラス

掲載日: 2016/02/11

釣り場のTPOに合わせた天秤オモリの使い分け【中本嗣通氏連載記事No.45】

毎度です

 

最近、近視+乱視の僕に老眼が加わってモノが見難くなってきよりました。

まっ、老化現象なので仕方おまへんが、僕的には「近視+老眼(遠視)でつり合いが取れて、遠くのモノがよく見えるのとちがうか?」と短絡的に考えていたのですが、これが「当たらずとも遠からず…」やったからビックリですわ。

なんと、今年に入って運転免許の書き換え時に行った視力テストにおいて裸眼で基準視力をクリア。その結果、「眼鏡等」という条件が免許証から抹消されましてんで♪

 

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しかし、悲しいかな手元が見えにくい“老眼”特有のデメリットは変わらずのまま。そこで、手放せなくなったグッズが「ハズキルーペ」です。ちょっと高価ですが「両手が放せる便利な虫眼鏡」ってな感じで、今では読書や新聞を読むケースはもちろん、投げ仕掛けを作る細かな作業には欠かすことができまへん。また、オーバーグラスタイプにもなるので、普段の近視用の眼鏡の上からも装着できる優れものです。

カンパリ読者で老眼によって仕掛け作りに苦労されている方がいるのなら、この「ハズキルーペ」はオッサンがイチ推しの老眼対策グッズやといえまっせ。

 

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さて、今回は基本に戻って投げ釣りで使用する『オモリ』についてのお話です。

原則的に投げ釣りで使用されるオモリといえばキャスト&着水時に仕掛けを絡まさないアームが付いた「天秤オモリ」が選択されるケースが殆どです。

…ということで、主に各タイプの天秤オモリの特性をザっと説明させてもらいまひょかな。

 

まず、複数本のカレイや大型キスを狙う置き竿スタイルで多用されるオモリといえば、その構造からラインの送り込みが可能なことで食い込みがよく、しかも穂先にハッキリとアタリが表れる「遊動式」の片天秤オモリでっしゃろな。このタイプは遠投~近投までの多種多様のポイントを攻めるときにオールマイティに使え、定番の投げ釣り用のオモリといえますわ。

 

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つぎに、ポイントが遠くて少しでも飛距離を要する条件の釣り場なら、天秤のアーム径が細く、ラインと仕掛けが完全に分離することで飛行中の空気抵抗が小さい「固定式」の片天秤オモリが有利。また、実釣する海底が120%の砂底で、根掛かりによるロストの危険性が低ければ、チョイと高価だが高比重のタングステン合金製だから表面積が小さいことで飛距離がひと伸びするDAIWAの『トップガン』などの使用も釣果に結びつく選択になると思いまっせ。

 

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さらに足元からシモリが広がる、または途中にきついカケ上がりや障害物があることでイチ早く仕掛けを浮かしたいケースの釣り場では、浮き上がり性能に優れる『ジェット天秤』タイプがベター。しかも、このタイプは海底で直線形態になる「半遊動式」だから海藻帯やバラ根帯の海底においてもスリ抜けやすく、海底にある障害物の周りを攻める場合に重宝するオモリですわ。

 

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同じく半遊動式で扁平な型のオモリを通した『ストライカー天秤』は潮に流されにくい形状がカレイ釣りに向いており、個人的にここ数年間はささめ針の『スプリット・カレイリグ』と併用することでカレイ釣りにバツグンの釣果効果を上げてくれてまんねんで。

 

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障害物といえば、テトラ際や磯際、波止の捨石際といった近くにあるハードな根掛かりポイントを攻めるときには、チューブの中に詰められたウレタン浮力体によって自立するロック天秤が根掛かりを回避して活躍してくれます。

 

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てなことで、釣り場のTPO、気象や海況のTPOに合わせて上手くオモリを使い分けて、バッチリと好釣果を上げておくんなはれや!!

 

 

 

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