DAIWA主催『DYFC フィッシングスクール』【中本嗣通氏連載記事No.37】 | カンパリプラス

掲載日: 2015/05/16

DAIWA主催『DYFC フィッシングスクール』【中本嗣通氏連載記事No.37】

毎度です❤

 

5月10日(日)は和歌山県 海南市にある 和歌山マリーナシティで開催されたDAIWA主催のDYFC フィッシングスクール』に参加してきました。

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「DYFC(ダイワ・ヤング・フィッシング・クラブ)」は、DAIWAが1976年から「もっと子供たちに“釣り”を楽しんでもらおう」と全国規模で就学している子供を対象に会員を募集して作られた団体なんでっせ。その活動はフィッシングスクールや釣り大会をはじめ、フォトダービーや各種コンテストといった数々のイベントを通して「子供たちに釣りの楽しさを伝え、自然とふれあう機会を増やして環境に対する配慮や釣りのマナーを身に着け、安全で楽しい釣りができるように教える」という主旨で“釣り”の将来を担う人材を育成していくのが活動の目的とのことです

でっ、今回のイベントにも約250名の子供たちが集まりました

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そこで、フィッシングスクールのコーチ役として「小学3年生の男子児童×5人」の班を受け持ちましたが、この5人の子供たちのお世話が想像していた100倍ほども大変な重労働で…。

もォ~う、その余りのハードさで心身ともにヘロヘロになりましたが、その5人から発せられる「コーチ、お願いします」、「コーチ、どうすればいいのですか?」、「コーチ、根掛かりしました…」等々のオッサンを頼るカン高い声の「コーチ、コーチ、コーチ…」の連呼がミョウに愛らしくて耳から離れず、そのせいでかヘロヘロになった“疲労”がなんや逆に心地よろしおましたで

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できることならば、あの釣り界の将来を背負うであろう()5人のわんぱく小僧たちと、もう一度だけ天気の良好な日の海岸でユックリと投げ竿をいっしょに振って遊びたいと黄昏るオッサンなのでありました

 

 

さて、マナー編の第三弾です♪

ビギナーがキャストする場面で犯すミスに「ベールの返し忘れ」によるラインブレイクがおます。あのオモリだけが遥か彼方の沖へとブッ飛んでいくという悲しい風景を見ることができるミスですわ。だから、ビギナーはキャストの前に何度もベールの返りを意識するのですが「チョット待って、チョット待って、お兄ィ~さん!」でラッスンゴレライ。その割にはキャスト時における後方の安全確認が充分にできていないのと違いまっかな?

それって、すこし釣り人としてのマナーに反してまへんかネ。

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たしかに「一刻でも早くキャストしたい…」という焦る気持ちは分かりまっけども、できれば執拗なほどの周囲を見回して、安全が確認されてからフルスイングするプロセスでキャストしてほしいモンでんな。とくに小さな子供の姿が眼に入れば要注意。子供は“チョロQ”のように予想もできないような動きをしますから、注意の上に注意を重ねてからキャストするようにしたい。

これはビギナーに限ったことではないが、とくに後方で頻繁に人が通る近郊の波止や海岸でロクに後方確認もしないままフルスイングを敢行するキャスターをみかけます。そして、時々その側を子供が走り抜けて見ているこちらがヒヤッとさせられることがあるので…。

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また、近郊の釣り場の波止の上にはアタリ待ちの投げ竿を転がすように乱雑に置かれているケースがあるが、これも少しマナーに反する行為と違いまっかな? 波止を通行するためには邪魔になりますし、もし誤って踏まれる、蹴られるといった事態に陥れば要らぬトラブルの原因になってしまいます。できれば三脚などの竿置きに整理して竿を並べてやりましょう。きっと波止に転がすよりもアタリをキャッチしやすくなり、釣果UPにつながってくれると思いまっせ。

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竿だけではなく、クーラーやバック類といった荷物もそう。波止上に散らかすようにルーズに置いている人を見かけますが、これも一箇所に固めておけば通行の迷惑にならないし、第一に釣り座がキチンと整理されていることで見た目もよくなるってモンですぜ

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