投げクロダイのこと〜タックル編〜【中本嗣通氏連載記事No.33】 | カンパリプラス

掲載日: 2015/02/03

投げクロダイのこと〜タックル編〜【中本嗣通氏連載記事No.33】

毎度です

新年の2015年がめでたく明けて、アレよアレよと言っている間に『フィッシングショー OSAKA 2015』が開催される2月も目前に迫ってきよりました。

釣り人の祭典として一年に一度のお楽しみである『フィッシングショー OSAKA』の会場は大阪南港の「インテックス 大阪」で、今年は2月7・8日のスケジュールにて開催される運びとなってまっせ。

 

ナントいっても釣り好きオッサンのワンダーランドと化すイベントでっから、バイオハザードのゾンビよろしくムサ苦しい中年男にオジン連中がワンサと集まってくるのが例年の風景。でもネ、そんな会場内で輝いているのが各ブースに華を添える若いコンパニオンの美しいおネェ~ちゃんたちです。中には半裸のようなコスチュームの御方もいたりして、眼の保養にはもってこいでっせ

てなことで、開催日にはオッサンも会場内をウロウロしているので、どこかで姿を見かけたら声を掛けてくださいな。

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さてさて、クロダイ(チヌ)の投げレクチャーの続きです。

僕はキス、カレイなどの他魚と併せてクロダイを狙う場合は、昼夜ともにモトスが8号、ハリスはフロロの4~5号、ハリはSASAMEの『中本SP・改良カレイイレグ』12~14号の2本バリ仕掛けをチョイス。また、コウジやユムシといった大型エサを使って型物に狙いを絞るならば、モトス&ハリスは通しのフロロ6~8号、ハリはSASAMEの新製品である『中本SP・ブレイドサーフ』、大物狙いの投げ専バリの定番といえる『中本SP・サーフ真鯛』の(S)~(L)で決まりでんな。とくに2015年のニューアイテムであるブレイドサーフは数々の新機能が盛り込まれた投げ専用バリで、大物狙いに的を絞ったその高性能は一度使っていただければ納得してもらえると思いますで。そのブレイドサーフを使用した対大物用の仕掛けとして『紅マダイ』なる市販仕掛けもSASAMEから発売される予定なので、そちらの方もよろしくお願いしときまっさ♪

(詳しくはSASAME 2015のカタログでご確認くださいな…)

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ただし、太仕掛けだから大雑把な釣り方をしても良いかいえば、差にあらず。

臆病なクロダイの食い込み時に、いかにして「余分な違和感を持たせないか」という小技を効かすことが、けっこう重要になってきまんねんで。

たとえば「セル玉を併用する小型スイベル」のチョイス。これによってスイベルがスムーズに遊動リングを通り、クロダイが食い込み時に受ける抵抗を軽減してくれます。もちろん、ドラグフリー釣法などでアタリ直後のラインの送り込みを実行し、クロダイの食い込みをフォローしてやるようなセッティングがベストなのは間違いおまへん。

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…ということは、オモリはお約束の遊動式、リールはドラグ付きタイプ、ラインは伸びがないことで直接クロダイの口元へ違和感を伸びのワンクッションで軽減してくれるナイロンが食い込みで有利に働いてくれます。

ちなみに、2015年はDAIWAから新しいドラグ付投げ専用リール「NEWパワーサーフQD」が発売されます。最新の防水・耐久に優れるメカ・テクノロジーと大物狙いの投げ釣りに特化させた機能や細分化されたスプールスペック、もちろん“ドラグフリー釣法”には欠かせないQD《クイック・ドラグ》等々の装備も充実して、今春に発売されます。詳細は『フィッシングショーOSAKA 2015』のDAIWAブースでお確かめください

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そしてロッドに関しては、多竿の置き竿時では機動性に優れる振出タイプがアドバンテージを発揮。釣るポイントの条件によって食い込みに優れた軟調の穂先を持つアイテム(25~27号負荷)か、激流をいなし障害物をかわしながら強引に引き寄せるパワーを備えるアイテム(30~35号負荷)のどちらかをセレクトしてやりまひょか。

たとえばDAIWAの赤サーフこと「トーナメントサーフT」が僕のお奨め。

対大物用に特化したシート緩みをシャットアウトするスクリュー式のリールシートをはじめ、低重心でオモリの乗りが良くライントラブルも少ない形状に作られた遊動式Kガイドを装備。ブランクスの素材には高い弾性をもつSVFを採用することで遠投性能にも申し分がなく、とにかく使いやすい投げロッドに仕上がっています。

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これらSASAMEの仕掛け&DAIWAのタックルを使用して、みごと投げクロダイというお題をクリアすれば、海へ向かって「やめられまへん」という勝利の雄叫びを上げておくんなはれや

 

 

フィッシングショー2021