この度カンパリの連載を半年間担当します、早乙女一家の中村です。読みづらい文章や表現等あるかとは思いますが軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。
早速私のプロフィールですが、宮崎県で生まれ、幼少期からハヤ釣り→鯉釣り→バス釣りと経験した後、高校は神奈川県に単身入学。それから本格的に海に進出しシーバスなどをやっていました。 20歳頃から兵庫県に移り住み、バスとソルトをやっていました。ここ10年くらいはどっぷりエギングにハマっております。ただエギングの合間に海上釣り堀やキス、タチウオ、タコ、スルメイカ、青物などを時期に合わせて狙っています。イカばっかりだと妻に「痛風にする気か!」と怒られますので……(汗)
そんな感じで私の浅い釣り知識や考えを皆さんと共有できたらいいなと思ってます。
早速1回目は私のエギングにおいて使用する《エギ》についてお話したいと思います!
皆さんは各社から発売されているエギに何らかのこだわりをもって使用されていますか?エギングを初めて間もない頃の私のエギバックの中は、浅い情報で仕入れた3、5号が基本で、エギを安いとか、雑誌の情報とか、色や模様とかだけで揃えており、ある意味エギバックの中がプロ野球のオールスターが集合したかのようになっていました。それでもそれを操る監督が良ければいいのですが素人の私には使いこなせる訳がなく坊主の日がしょっちゅうでした。
ある時釣具屋さんでエギを見ていたらブリーデンのエギマルを見つけ個人的にすごい衝撃を受けました!
何がすごいかってこれまで「エギってどれも一緒でしょ?」位にしか思っていませんでした。しかしエギマルは各サイズのエギにフォールスピードが違うエギが存在すること。今でこそ各社からシャロータイプ、ディープタイプなど販売されていますが、当時は本当に衝撃でした。今までしゃくりにばかり気合いを入れていた私はフォール姿勢や速度を疎かにしていたなと気づきました。それでも釣れていたのはおそらくエギの性能や活性の高いイカがたまたまいて釣れてただけなんだと反省しました。
エギマル3、5号のスペックを紹介します。 シャロー:15㌘ 約14秒/m ノーマル:18㌘ 約 4秒/m ディープ:20㌘ 約 2秒/m その他の種類もありますが、省略します。
このエギを使うことによりしゃくり後のフォール(特にフリーフォール)で海中のイメージをするようになり、潮の流れや風によってどのエギを使用するか選んで釣る楽しさを知りました。
しかしながら人間の欲求は尽きないもので、より遠くに飛ばしたい願望が出てきてしまいます。エギマルの問題点は、シャローのエギを使いたい場面で、風が強く吹くとエギが軽いため飛ばない、少しでも重たいノーマル→ディープにすると着底が早くなるというもどかしさを感じるようになりました。
そんな時、会社の釣り仲間がたまたま林釣漁具製作所の方と知り合いで教えていただいたのが餌木猿でした。
このエギのすごいところは下の表でも分かるように3、5号のエギのスーパーシャロー、シャロー、ノーマルが21㌘、ディープが22㌘というところ。
スペックを軽く紹介します。 スーパーシャロー:21㌘6、6m/秒 シャロー:21㌘4、4m/秒 ノーマル:21㌘3、3m/秒 ディープ:22㌘2、2m/秒 エギはどうしてもフォールスピードを遅くすれば遅くするほど軽くなります(エギマル参照)。しかし餌木猿はどんなに強風が吹いても重さが変わらないので飛ぶ限界は変わらずにフォールスピードは自分の思いのままに釣りができます。もう一ついえばフルキャストでしか届かないポイントでフォールスピードを変えてアプローチするなんて事もできます。更にフォール姿勢が45度になるように設計されておりフリーフォールでよく釣れます。 結論、私の一軍は餌木猿です。ただし、餌木猿は2、5号、3号もありますが今のところノーマルのみです。夜とかシルエットを大きく見せたい時などエギマルの4号を使ったりします。たかがエギですがほんと奥が深いですね(笑) この間はデュエルさんのパタパタをモニターで使わせて頂きました。
こちらも日本海の方ではこれしか釣れないって言う人がいます。普通のしゃくり、フォールでも釣れるとは思いますが、個人的にはリーリングしながらミノーのようなイメージでシャローで使いたいと思っています。これなら串本のシャローの地磯も行けるなと思います。
最後に今回は私の使うエギについてだらだらと話ましたが、片寄った意見なのであくまでも参考までに。他にもカラー、ダート幅、フォール姿勢………と考える事はエギだけでもまだまだ沢山あります。これに潮や月周りなど考え出したら…………(寝)
だからおもしろい!やめられない!早く釣りに行きたい!それではまた次回!