夏のナイトゲーム主役、チヌ【吉田聡氏連載記事No.09】 | カンパリプラス

掲載日: 2013/07/19

夏のナイトゲーム主役、チヌ【吉田聡氏連載記事No.09】

7月です。年中活発にアチラコチラで釣りをしている方は、“毎年このへんでこういう釣り方でアレコレ・・・”というふうに、今までの経験から旬の釣り物を思い出すことがあるでしょう。私もそういう感じで、そろそろここでこれを狙わねば!と、釣行プランを考えるのですが、今年は見事外してしまった釣り物があります。それはスルメイカ!誠にすみません!前号、この連載でスルメイカについて書かせていただいたのですが、ここ大阪湾では見事に不漁となってしまいました。原因は???それはわかりませんが!海に聞いて下さい!シーズン初期は沖の防波堤でコンスタントに上がっていたのですが、短期間でぱったりと釣れなくなったようで、私も海辺のパトロール中に少し試し釣りをしたり、周囲の人に釣況を伺ったりしたのですが、さぱりその姿を見ることができず、シーズンが終わってしまいました。また来年に期待しましょう♪

一気に暑くなるこのシーズン、昼間の強烈な日差しを避けて、ナイトゲームを楽しまれている方も多いのではないでしょうか?うだるような暑さもどこへやら、涼しい夜風に吹かれて心地いいひとときを楽しむことが出来るのですが、ひとつ厄介なことが。ブーンと飛んでくる蚊です。ちなみに成人(25〜30歳以上)になると可聴音の範囲が徐々に狭まり、蚊がだす高音域の羽音を聞き取ることが困難となり接近しているのがわからず刺されやすくなるそうです。私と同じオッサンな年齢の人は気をつけないといけませんね(笑)ほとんどの種類の蚊は、繁殖のために人の血を吸うのですが、繁殖の適温があって、大体22~27℃の範囲だそうです。まさに、夏場に普通の人が心地良いと感じる温度。やはり虫よけは欠かせませんね。そんなところへ来て、最近の私の秘密兵器がこれです。

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ValleyHillのブランドのひとつ、Grainから発売となった“アングラーズ・スプレーです。中身は天然ハッカオイル100%。ひと吹きで強烈なミント臭が辺りを漂います。口の中までほのかにミント味がくるまでの強烈さ。少量のスプレーで、蚊はもちろん、アブやブユなどにまで撃退効果があります。他に冷感効果や、消臭にも使えて大変重宝します。私は他にウェーダーの中にシュッと吹いたりいろいろな使い方を楽しんでいます。

http://valleyhill.taniyamashoji.co.jp/catalogue/page01.jsp?mode=id/639

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さて、ルアーマンにとっては、そんな夏場のナイトゲームの主役はチヌでしょう。足場の良いポイントでも手軽に反応が得られ、ライトタックルで小気味よいやり取りが楽しめます。

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これはつい先日、湾奥でキャッチしたマチヌ(クロダイ)です。湾奥のチヌゲームでは、関西の場合キビレが多い場所もあるのですが、このクロダイとキビレはゆる~く住み分けをしているようです。この2種とも河川の影響のある湾奥のポイントが好みなようですが、キビレのほうがより大胆に淡水の影響のある場所に侵入してきます。そして、ルアーで狙う場合は、クロダイを狙う場合はボトムよりやや上のレンジ、キビレは底ベタを狙うことによって釣り分けの可能性が上がります。そこで両方の種類が狙える場所では、マチヌ狙いにバイブレーションやダイビングミノー、クランクベイトなどで、ボトムより少し上のレンジをスピーディーに狙った後、キビレを狙って底ズル系のルアーでじっくり狙ってみます。釣り分けが出来れば、釣った感が増して気持ちいいものですよ!

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マチヌ(クロダイ)はキビレよりはるかに大きくなりますので、チャンスがあれば狙ってみて下さいね!

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