毎度でおます❤
只ならぬ冷気とアホほど強く吹く寒風にさらされ、釣りモノも、釣果も、アタリさえも乏しいキビシイ季節がやってきよりました。
その名といえば、読んで字のごとくの『厳寒期』ですわ。 その寒さ、辛さ、厳しさに耐え兼ねて、思わず鉛色に沈む冬の空へ向かって「厳寒期のバカヤロォ～‼」と大声で咆哮を上げたくなります。 …にも拘らず、自らの意志で水気も凍る真冬に「夜駆け朝討ち」で寒い海へ向かい、一心不乱にキャストを繰り返し、高いエサと交通費を薄い財布から泣きながら吐き出して、その結果が小さな根魚がわずかに数匹に泣くという超々Ｍ感覚の遊び…。それが、それが厳寒期の投げ釣りでっせ‼（ホンマかいな…）
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その悲しいプロセスを他人事で観ていたら、間違いなく「アホと違うか…」と思うこと請け合いです。でも、この変態的な行動の末に何かの間違いでBIG1が釣れたりすると、その歓びトリップは滝川クリステルの豊満な胸元へ顔をうずめる歓びに極近い快感に違いおまへんで♪
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その類稀なる歓び＆快感を求め、今日もＭ感覚に磨きをかけて冬の海へと釣行するオッサンなのであります❤
さてさて、今回は厳寒期から遥か先の温かい季節に思いを馳せたお題。 まっ、温かいと云うか、灼熱の太陽が輝く夏の釣果において脇役的な存在で、どちらかといえば個人的に地味ィ～な印象が強い「ベラ」がお題です。
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…とはいっても、もちろん化粧のドギツイ妖怪人間のメスではおまへんで。 シモリ回りや海藻地帯で無数に群れ、エサ取りの代表選手の“ベラ”のことでっせ。
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初夏～晩秋にかけて下品な出っ歯をむき出して釣れてくるイソベラ（ササノハベラ）やオハグロベラなんぞがハリに掛かったなら、思わず「チッ…」と舌打ちをしてしまうほどの僕の中では嫌われモンの魚でっせ（だって、巻き上げ途中にクルクルと回ってハリスをチリチリにしてくれまっからネ…）
そんな悪い印象が強いベラはやたらと種類が多く、夜には砂に潜って眠る、冬季は同じく砂の中で冬眠するなどのユニークな習性を持っていることで知られています。 でっ、そんなベラ類の中で僕らキャスターにとって一番おなじみの種類といえば、雌から雄へと性転換をすることで有名なキューセンでっしゃろな。
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20㎝までの中小型は殆どピンク系の体色をした雌の赤ベラで、20㎝を超えるサイズになるとグリーン系の体色をした雄の青ベラとなり、ガツガツッと強く大きなアタリや金属的な鋭い抵抗で僕らキャスターを楽しませてくれてまっせ。
また、キューセンといえばお味の評価もベラ類の中ではピカイチのようで、特に瀬戸内エリアのキャスターには大型の刺身や南蛮漬けが美味とのことで、ことのほか珍重されているようでんな。
さて、僕があえてベラ類を狙うケースは少なおますけども、夏場のキスや秋のカレイに振られてボロボロの釣果だった場合には、不本意ながらたびたびキューセンに相手を務めていただくことも…。 でっ、キューセンを狙える釣り場はと問えば、関西一円の釣り場であれば大概の釣り場がＯＫだといえまっせ。 まっ、お味を取るなら早い潮流に揉まれて身が締まった瀬戸内～淡路～鳴門といった内海エリアのベラがお勧めで、23～25㎝以上の型モノを狙おうするならば、外海を望む紀伊半島や徳島以南の太平洋側といった水温の高い南国エリアの釣り場がよろしおまっしゃろな。
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ポイントはシモリ、ゴロ石などの障害物が適度に交じる真砂～砂礫の海底で、パターン的に潮通りのよいポイントには型の良い魚が多く生息する傾向にある。 内湾エリアでは初夏の５月～年内いっぱいの初冬が釣期だといえますが、ただ最近は地球温暖化の影響かエサ取りといえるイソベラ類が厳寒期でも異様に元気でっからかないまへんで…。 仕掛けはシモリ底でのトラブルが少ないように短めの２本バリとし、ハリスは回転して浮いてくるベラの返し技に対応できるフロロ系3～5号、ハリには吸い込み性能が抜群であるささめ針の『中本ＳＰ大キス』の（Ｓ）～（Ｍ）がベラのおちょぼ口を捕らえるのに適してまっせ♪
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市販仕掛けならば、これはもォう、同じく巧妙なエサ取り上手なカワハギ仕掛け『投華：カワハギ』の（Ｓ）～（Ｍ）がドンズバですわ ‼
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タックルはキス釣りとほぼ同じスペックでよく、ベラのアタリと抵抗を楽しみたいのならDAIWA『ランドサーフＴ』の25～27号といった軟調子が面白い。 ただ、ラインだけはシモリ交じりの海底を釣るためにＰＥの3～4号といったアイテムをチョイスした方が無難でっしゃろな。
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エサは安価なアオイソメやイシゴカイで充分だが、喰いの面からみれば体液の臭いで集魚力を持つマムシやチロリで、１㎝ほどに小さく輪切りにしたモノがベラにはよォ～く効きまっせ❤
