毎度でおます ❤
2012年末に世間を騒がした「マヤ歴の絶滅預言」が成就することなく、ナントなく“ポォア~ン”と無事に2013年が明けよりました(オッサン的にはノストラダムスの「1999年8の月」と同じで、さほど心配もしてまへんでしたが…)。
まっ、そんな都市伝説のような危い話は横に置いといてェ~、いつも『カンパリ』を愛読してくださる読者諸兄の皆様、あけましておめでとうございます❤
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さて、新年一発目のお題は、浮世に漂うおめでたい正月気分に乗っかって昨年にオッサンがプロデュースした投げカレイの新アイテム SASAME『スプリット・カレイリグ』のお話です。 今シーズンの乗っ込みカレイではこのSASAME『スプリット・カレイリグ』が大活躍。もォ~う、好釣果に次ぐ好釣果でカレイを釣りまくりました。 そこで、今回はこのSASAME『スプリット・カレイリグ』を大フィーチャーして再紹介させてもらいまっせ ‼
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カレイの投げ仕掛けといえば自作、市販品を問わずにベーシックな二本バリ形式のモノを使用するキャスターが多いと思います。 また、その他には段差タイプや1本バリ、ときには三本バリの仕掛けでカレイを狙うキャスターを見かけることも少なくおまへんな。
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しかし、いずれのタイプの仕掛けも自作するとなればそれなりの製作時間と手間が必要となります。 他人様より不器用な僕で二本バリ仕掛け1組を自作するのに10分以上は掛かりますから、TVを観ながら二十組も作ろうと思えば約三時間も掛かる計算になりまんな。
しかも、使用する材料費の方もバカになりません。モトスやハリスといったライン類をはじめ、ハリにアクセサリー類などの仕掛け作りに必要な部品を一括で購入すると、それなりのお値段をレジで支払わなあきまへんからネ。
この仕掛け作りにおいてネックとなる“手間と費用”を圧縮し、なおかつ手軽に投げ釣りを楽しむ方法はないものか?と出来の悪いオッサンの頭から焦げ臭い白煙が噴出するほど熟考した末に思いついたのが、ささめ針から2012年春に発売予されたSASAME『スプリット・カレイリグ』でっせ❤
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その構造はスナップフック付きスイベルにルアー用のスプリットリングを入れて、その先にヤジロベイのような二本のアームを持つ逆Ⅴ字型の部品を取り付けたシンプルな作りになっています。いわばスイベルにヘラブナ釣りで使用する三又、枝針を出す松葉ピンが付いたようなイメージに近いと考えてください。
このカレイ・リグには【S・M・L】の3サイズが用意されていて、サイズ別によって使用の形態が少し異なってきます。 アームの片長が40㍉の【L】は主に天秤オモリに直結しての使用を想定しているサイズ。直結に適しているのはストライカー天秤やジェット天秤のような「半遊動式」のオモリで、仕掛けを結ぶ側のリングにスナップフックで取り付ける。 つぎに、逆Ⅴ字のアーム両端にあるリングにそれぞれハリスを結ぶだけで完成。 あとはハリにエサを刺せば実釣が即OKですから、釣行前に苦労して仕掛けを作っておかなくても「釣り場でハリを結ぶだけ…」で投げ釣りが楽しめるという手軽さがメリットとして生まれます。
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このとき、結ぶハリスを20~30㌢ほどに短く設定しておけば、オモリの直下にエサがある形になります。これで誘いを掛けるとオモリが作り出す砂泥煙の間際でエサが動くことになり、カレイの摂食セオリーにバチッとはまって食いにアドバンテージを発揮してくれまっせ。 この直結する使用方法が一番効果的で、2012年の乗っ込みシーズンでは大活躍。 アチコチの釣り場で大きな実績を残しています。 また、半遊動式オモリの他には「固定式」のL字天秤系に直結してもエエ感じに使用できますわ。
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アームが20㍉の【S】は、モトスの最終部に取り付けることでハリスを振り分ける段差タイプの投げ仕掛けが簡単に作成できる。その他にも今夏から人気が出ているアジングのようなルアー感覚でチョイ投げを楽しむ「ライトゲーム」で使用する軽いアームシンカー、たとえばささめ針の「エアー・シンカ―SL」に付ければ、1本から2本へと簡単にハリ数を増やすことも可能。 アームが30㍉の【M】は、オールマイティな使い方ができるサイズ。Lのように天秤オモリへの直結する装着方法でチョイ投げから本格的な投げ釣りをカバーでき、Sのように仕掛けのパーツとして使用することも可能でっせ。 さて、カレイ・リグの性能面で大きな特長となるのは逆Ⅴ字のアームが生みだす数々のメリットです。片長20~40ミリのアームがあることで二本のハリスの間に完全な離隔を作りだし、キャスト時の絡みを激減させてくれます。 その証拠に試作品でフルスイング~チョイ投げまでのキャストを幾度となくテストしてみたが、直結・段差タイプともにこの離隔によって絡みを引き起こすようなことは皆無でおましたで♪
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また、逆Ⅴ字アームの角度は手動によって自在に開閉が可能。自分が好む角度&離隔に設定することによって、絡みの防止にさらなる貢献を果たしてくれる。 なお、直結しての使用時に絡みを減らすには硬くてコシのあるフロロ4号以上のハリスが適しており、長さに5~10㌢ほどの段差を付けた「片ズラシ」状態にするのがベストな使用方法ですわ。
そして、スプリットリングと逆Ⅴ字のアームの接点が可動することから、二本のハリに付けたエサ重量のバランスを微妙に取ることもキャスト時の絡みを減らす要因の一つになっているように思います。 ちなみに、この可動を利用してアームの片方に捨て糸+オモリを結べば、アイナメやアコウなどの根魚を狙うケースの「捨てオモリ仕掛け」としても有効に活用できまっせ。
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…てなことで、釣行に持参した投げ仕掛けを使い切ったケースなどに即戦力で使える“お手軽性”と、財布の中身が薄い状態にハリ&ハリスだけのリーズナブルな費用で済む“経済性”、さらに仕掛けにも天秤の動きを導入していることで絡みを減少させる“機能性”といったメリットを併せ持ったのが『スプリット・カレイリグ』でっせ❤
今年の春に訪れる花見シーズンの戻りガレイには、是非ともSASAME『スプリット・カレイリグ』でバチッと好釣果を叩き出しておくんなはれや ‼