投げ釣り講座:アイナメ編【中本嗣通氏連載記事No.08】 | カンパリプラス

掲載日: 2012/11/01

投げ釣り講座:アイナメ編【中本嗣通氏連載記事No.08】

毎度です

なんや秋の空気を感じるような気候になっても、昨今は「カレイを釣りに行こう」という気がイマイチ起こりまへんねんな…。

それは、やはり年々カレイの釣れ出しが遅くなるパターンが続き、数も昔ほど釣れないようになったからやと思います。

そう、僕らが少年時代には10月の初旬にシーズン開幕の号砲が鳴るのが普通で、11月に入ってピークを迎える頃には近郊の釣り場(神明間や東播)で20~30㌢のマコが束釣り(三桁釣り)釣果が連日のようにスポーツ紙の釣り情報欄をにぎやかし、小さな胸をときめかしたものでした。 ところが、最近はそんな数釣りなんぞ夢のまた夢でっからネ…。

でも、その代わりに昔は夢のサイズだった40㌢を超えるマコや50㌢超のイシが近郊の釣り場でやたらと釣れた大物ラッシュの年もありましたが、これって結局は「小型のカレイの姿が見られずに大型が釣れる」=「次世代の釣果を担うカレイが補充されていない」という事と違いましゃろか

そう考えれば、大型ラッシュも余りありがたく思わないオッサンでおます。   そんな中、今年は10月6日に超お得意釣り場である鳴門エリア・粟津離岸堤0番にてシーズン初となるカレイをゲットしました。釣果は24~31㌢のマコが3匹でしたが、最近はこの時期にカレイが釣れるとナンやうれしくなって小躍りしたくなるオッサンでありました

てなことで、そんな乗っ込みシーズンに先駆けた今季のカレイ釣果のレポートとは何ら関係のない『カンパリ 投げ釣り講座アイナメ編』(その3)の始まり、始まりでっせ

さて、アイナメの釣り場やポイント条件を考えるとき、海底のストラクチャー群を生息エリアとするロックフィッシュ(根魚)でっから「シモリ(根)」というキーワードは絶対にハズせまへん。

このアイナメの棲家となるシモリの例を挙げてやれば、海底に広がる岩礁やゴロ石底、砂礫底に点在するバラ根、さらに人工的な構築物である堤防際のステ石&テトラといったスポットの周辺がズボッと当てはまります。

さらに海藻類が生い茂るエリアもアイナメには好ポイント。 たとえばホンダワラなどの海藻が根を張るのはゴロ石の隙間というパターンがほとんどで、=シモリ底として考えればアイナメポイントの条件を満たしてくれると思いますで。

でっ、「シモリがあればすべてOK」なのかといえば差にあらず。 お次は「潮通り」というファクターが絡んできよりまっせ。たしかに潮があまり効かない湾奥のストラクチャーにもアイナメは生息していますが、釣果のメインが中・小型になってしまいがちでっせ。

やはり型物を狙うのならば、エサが豊富な潮通しのよいスポットが有利やといえまんな。とくに激流と呼ばれる釣り場にあるシモリの陰には、強い潮流に耐えられるだけの体力を備えた特大のアイナメが潜む確率が高おます。

また、完全な砂地底でも潮通しがよくて周辺に大きなシモリが点在するスポットであれば、早朝一番にエサを求めて回遊してくるヤツを狙えまっからネ。

シモリから砂地まで姿をさらして大胆に捕食回遊を行うようなアイナメは、これまた外敵から襲われにくい大型が多いのが特長。こんなスポットでは春になれば戻りカレイも併せて狙えまっから“一粒で二度美味しい”ポイントやといえまんな♪

また、時合いはカレイと同じく潮変わりの前後にやってきます。 潮の流れにイレギュラーな動きが加わり、エサとなる小動物の動きが活発化するこの時間帯は、アイナメにとっても活性がイッキに上がってくれまっせ。 てなことで、次回はアイナメ釣りには付き物の“根掛かり”を克服するタックル&仕掛けスペック誘いで最終回とさせてもらいまひょかな♪   ドゾ、よろしく