徳島牟岐沖イサキ釣り【きしょう氏連載 vol.10】 | カンパリプラス

掲載日: 2019/06/05

徳島牟岐沖イサキ釣り【きしょう氏連載 vol.10】

徳島牟岐沖イサキ釣り【きしょう氏連載 vol.10】

梅雨前、旬のイサキを狙う

海中に春から初夏への兆しが感じられるようになる頃、徳島県南ではイサキが釣れ始めます。
水温は20℃前後です。
昨年はいまいちだったようですが、今年は好調です。
旬は梅雨前で脂がのっています。
磯釣りでよく釣れますが、磯の魚特有の臭みやクセがなく、魚料理のオールラウンダーといっても過言ではない程美味です。
水温15℃代の寒グレシーズンに釣れたイサキは非常に美味で捌いた包丁は脂まみれになり、水分を拭き取らなくても錆びる心配のないくらいです。

磯釣りタックルでかけ釣り

今回は磯からではなく、船に乗って潮下へ仕掛けを流して釣るかけ釣りでイサキを狙ってみました。
船釣りではカゴ釣りが主流かと思いますが、磯釣りの仕掛けそのままでやれるのでかけ釣りにしました。
お世話になったのは、牟岐で親子船頭を営んでいる海漁丸さんです。そろそろ新艇が追加されるみたいです。
エサはオキアミ5枚を船頭に用意してもらいました(1枚850円)。
午前6時出港、小松島のいはら釣具からちょうど1時間で牟岐港まで着きます。
今回はパパ船頭の船でした。
先に磯釣りのお客様を磯へ渡してから釣り開始です。

徳島牟岐沖イサキ釣り【きしょう氏連載 vol.10】

開始しばらくは潮が速すぎてあっという間にウキが見えなくなり回収の繰り返しでしたが、少し緩くなったタイミングでアタリが出だします。
ですが、ここ最近は綺麗な潮が入ってきたのと水温の上昇でシイラだらけとの事で、案の定撒き餌が効いてくるとシイラがウロウロしだしました。
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回収中のウキが餌に見えたのか激しくアタックする様子もあり、ルアーを持って来れば良かったと後悔。
おまけにオキアミもつまんでるようで、回収中の仕掛けにオキアミがついているようであれば2回に1回は食いつき針を持っていかれるといった具合。
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始めの1匹と足元で掛かったシイラのみタモ入れし、その他はオートリリースするように。
磯竿で相手にするのは楽しくスリルがありましたが、掛かればしばらく走り回るので時間のロスになります。

イサキの棚を探るも

シイラをかわしながら目的のイサキのタナ(ウキ下4ヒロ~10ヒロ)を、エサの具合を見ながら探っていきます。
撒き餌と仕掛けが馴染んだと思われるところでウキが消し込むか、手元のオープンにしてある道糸がバラバラと出ていけばイサキが釣れました。

徳島牟岐沖イサキ釣り【きしょう氏連載 vol.10】

タイミングが違った場合は中層でシイラが食っていたりたまにエサ取りが釣れたりでした。
仕掛けは1号のウキに1号おもりを道糸側に打ち、ハリスには何も打ちませんでした。
撒き餌の撒き方は、基本的にフカセ釣りと同じで撒き餌をカーテン状に拡がらせるイメージで断続的に撒き続け、狙いのタナへ仕掛けを流します。
ですが、潮が複雑で撒き餌との同調がうまくいかず、エサが返ってくる事しばしば。後ろから釣りをしていたベテラン船頭が釣りまくり。何かが違うんでしょう。
タナと撒き餌の撒き方を毎回共有させていただいてたのですが、悲しいほどに釣果を突き離されてしまいました。
流石の船頭も回収中のシイラの猛攻には苦戦してました。
午後2時前になり、餌も尽きたので終了としました。
結局船頭にはトリプルスコア以上に差をつけられフィニッシュです。
魚は全て頂いたのでお持ち帰りはたくさんありました。

旬のイサキを食す

うちで食べた個体は全てメスで卵は煮付け、身は刺身や塩焼きに一夜干しと様々な食べ方で美味しく頂けました。
料金は15000~になりますが、楽しくのんびりと過ごせたので価値ある釣行となりました。
ちなみに、磯からもボチボチ釣れていたようでした。

徳島牟岐沖イサキ釣り【きしょう氏連載 vol.10】

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