3月の低水温期、近所の波止でチヌ釣り
3月の低水温期、水温回復と共に乗っ込みチヌの便りが少しずつ聞こえてきだしたので近所の波止へチヌを釣りに行きました。
風が強い予報でしたが、慣れっこなので特に気にせず。
波止遊びのすすめ
用意する餌
釣具屋で撒き餌用のオキアミMサイズ3kgを1枚融かしてもらい安価でかつ量もあるチヌこませ4倍を一袋配合。
ここまで1100円、付け餌は撒き餌用のオキアミから型の良い粒を選んで選り分けておきます。
餌取りが多い時期は加工済のオキアミを選びますが、こういった時期においてはほとんどの場合、餌はそのまま帰ってくるので大して付け餌の量も要らずこれで十分です。
装備・セッティング
波止遊びの時、歩く場合が多いので装備はライトで。
程よく平坦なブロックを釣り座にして13時からスタート、予報通り風が強いのでウキは3Bに2Bと5を打ってやや水面下へ潜らせ風の影響を受けないようにセッティング。
時々潮が動けばウキが潜るので恐らくこの水域に於いて絶妙な浮力調整。
チヌの当たりはなく、納竿
少々濁りがあって良い雰囲気だったのですが、一度も当たりはなく、周りも引き上げて行き遂に1人だけになったのでまだまだ早かったかと諦めてチヌ釣りは納竿。
穴釣りタックルを使って、オキアミで勝負
穴釣りタックルを忍ばせていたので、準備して余った撒き餌をブロックの隙間に打ちオキアミで勝負。
ケーソンに腰掛け、継目となっているところが水中で水交換が行われており狙い目なので等間隔で狙っていきます。
仕掛けは紀州ダンゴ釣り用の竿にベイトリール、重りは球体、サルカンをかましてチヌ釣りで使ったハリスと針を30cmくらいにカットしたものを流用。
日暮れごろにカサゴが続いてヒット
序盤当たりなく、この水域には魚がおらんのかもしれんと思ってきてたのですが、陽が傾きだした頃にカサゴをゲット。
口の中を見ると撒き餌を食っているので、まだいけると思い隣の穴に撒き餌を打って竿を突っ込みしばらくで追加。
そこから同じ順序でパタパタと釣れ続くカサゴ、どの個体も口からオキアミをたくさん吐いてきました。
撒き餌の効き具合に感服しながらも小さいのばっかり相手してると突然きたデカい当たりに対応できず、根に入られました。
が、ここで遊動式の仕掛けの本領発揮。テンションを緩め重りをリフト&フォールで仕掛けを揺らし引き剥がす事ができました。
上がってきたのは一回り大きいサイズのカサゴ。
竿先が細いのでこのサイズの違いが顕著に出てやり取りも緊張感があるので面白いです。
撒き餌を使った穴釣りも面白い
また、オキアミオンリーで攻める穴釣りと違ったのは、居食いをする頻度が高かった事です。
糸は重りの自重で張っていたにも関わらず恥ずかしながら半分以上は回収時に合わせた形になりました。
それも針を呑んでいたため確信犯。
普段のオキアミオンリーの釣りでは竿先が動けばすぐに向こう合わせとなる釣りが多かったのですが、今回は低水温なのか、撒き餌があって仲間同士で奪い合う必要がなかったので居食いをしたのかどうかは分かりませんが、釣果以外にも興味深い結果を得られました。
コスパが良い波止遊び!
半ば夢中になってカサゴを釣り漁り、暗くなってきたので仕方なく終了としましたが、今回撒き餌を使った穴釣りが反則級に良き物でした。
この日はおよそ半日で2つの釣りをし、本命のチヌの顔は見られませんでしたが、全体的にコスパが優れていて充実した釣行となりました。