寒グレ釣りシーズン到来 in 徳島県南・牟岐大島【きしょう氏連載 vol.6】 | カンパリプラス

掲載日: 2019/01/08

寒グレ釣りシーズン到来 in 徳島県南・牟岐大島【きしょう氏連載 vol.6】

牟岐大島・寒グレ釣り

この時期、徳島県南では寒グレ狙いの上物師達が徳島内外から挑戦しに来ます。
徳島県南では日和佐や宍喰も有名ですが、やはり牟岐大島・津島が目を引きます。

12月26日、海漁丸さんに寄せて頂きました。
いはら釣具で餌を調達し牟岐へ。

徳島県南・牟岐大島での寒グレ釣り

小松島市からだと約1時間で到着します。
港のすぐ近くにコンビニがあるというアクセスの良さも非常に助かります。
車を止め支度をした後、6時半に出港。

この日港の中では水温13.5℃、港から出ると16.0℃、牟岐大島の抽選場である石切場に到着した時には18.5℃!
徳島県沿岸部では、黒潮海流からもたらされる上り潮がこの時期の釣果のカギとなっており、上り潮がなく瀬戸内海から黒潮海流へ向かって流れる下り潮になった場合、好釣果は期待できないとのことです。
俗説では寒く北風が吹く日には上り、南風や雨が降って暖かい日なんかには下るそうです。
前日の水温の状況からこの日は下り潮ではなさそうだったので、期待を膨らませ船内抽選へ。

クジ番号は4番だったので4番目に磯に上げてもらえます。
続いて1番を引いた人が船の代表者となり石切場で船同士の磯周り抽選へ。
この風景は、10隻もの船が集まり代表者が一度に磯の上に集うので緊張感漂い見ものです。
わたしは風物詩と捉えています。
磯番号は18でした、北向きなので北風をもろに受けます。
1~21まである中でラッキーナンバーとされているのが7.8.9だそうです。
北風を避けたければ前半の4~9あたりがオススメですが、こればかりはクジ運です。
代表者を迎えた船が一斉に出ていきます、この景色も見応えあります。
18番周りではモモオチの地やオハナと呼ばれる磯があります。
2人をここに下ろした後、船は14番周りの櫂投島へ、わたしはタニハンの地へ下ろしてもらいました。

徳島県南・牟岐大島での寒グレ釣り

徳島県南・牟岐大島での寒グレ釣り

北側の磯はどうやらある程度番号外でも好きに船をつけて良いようです。
南へ向いているので風はあまり当たらず釣りはしやすいです。

ウキが消し込み上がってきたのは・・・ブダイでした!

ついてまずはメタルジグをキャストしましたが、早々に根掛かりしフカセ釣りに切り替えます。
ウキは慣れてるBで、ハリス1.5号、ハリはグレ針ピンクの1号、ガン玉は4を真ん中あたりに。

徳島県南・牟岐大島での寒グレ釣り

序盤はエサ取りが回ってきたりしながらも本命のグレは姿も見えず、タナを2.5ヒロなんかにしてると、船頭から1.5ヒロより浅いでよとご指導。

浅タナにして少し違うポイントへ流すと一時エサ取りの猛攻に遭いますが、しわりとウキが消し込んだので合わせるとモゾモゾとした引き。
ブダイでした、腹はパンパンです。

徳島県南・牟岐大島での寒グレ釣りでブダイ

グレなら40は超えていた引き

それから休憩を挟んでいる内にエサ取りいなくなったようでエサが帰ってくるように。
11時になってウキをG2に変え、ガン玉は6にして再トライ、軽くなったので少し流され気味でしたが、ちょっと気の緩んだ瞬間にウキが消し込む。

手前のしもりの際を流していたのでこれは取れないかもと思いつつ、10秒程のやり取りでハリス切れ。
グレなら40は超えていた引きでしたが、姿は拝めず。
続いて20分後にしもりから少し離したところで再びヒット、今度は寄せて浮かしができましたが突っ込みでまたもや手前のしもりでハリス切れ。
レバーブレーキがうまく使えず悔しさが滲みます。

徳島県南・牟岐大島での寒グレ釣り

気を取り直して再び20分後に大きなサラシが出たタイミングで手に伝わるウキ消し込み。
今度は少し沖のしもりへ向かっていきます。
浅タナでしかも手前で掛けたのに根ずれでハリス切れという結果に。
これはレバーブレーキを引かずに突っ込みの分だけ糸を出してしまったと反省。
もう無いかな~と思ってた13時過ぎにもう1発、いい引きでしたがこれは取れると思っていたのも束の間、フックアウト。
悔やまれる結果となりました。
この日は同行の方が2枚、隣のクジラという磯で常連の方が5枚、モモノキの地で3枚でした。

寒グレ狙いで再び牟岐大島へ、爆風の中での釣り納め

12月30日も再び牟岐大島へ。
船内抽選は7番、磯番号は3。
この日も北西の風の予報で水温は問題なさそう。

徳島県南・牟岐大島での寒グレ釣り

徳島県南・牟岐大島での寒グレ釣り

3番周りではピストルやセンコウテイと呼ばれる磯が有名です。
波が高めだったので1番周りのクジラに上げてもらいました。
前日はグレ5枚にイサキ4枚が昼から釣れたということで可能性を感じてましたが開始から沈黙…。
おまけに爆風で立っているのがやっと。
となりのスベリに下りた2人は1匹ずつ仕留めてました。
とにかく風が強過ぎて釣りにならず、タナを変えてみたりもしましたが全くのあたりなしで、悲しいですがこれで釣り納めとなってしまいました。

徳島県南・牟岐大島での寒グレ釣り

徳島県南・牟岐大島での寒グレ釣り

帰って余った撒き餌を捨てると大型チヌが群がる始末。
3番周りでは、物が風に煽られ落ちたり波を被ったりだったそうで大変な様子でした。
大潮の時には上がれないセンコウテイでは深いタナでグレが結構釣れてたようです。
厳しい修行となりましたが、またリベンジしたいと思います。

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