Maker Faire Tokyo 2018「魚釣りをテーマにした出展」のご紹介【tkc_exp氏連載 vol.2】
Maker Faire Tokyo 2018 イベントレポート
カンパリプラスをご覧の皆様、こんにちは!
神奈川県の湘南~静岡県の東伊豆でルアーフィッシングをしているtkc_expと申します。
連載2回目ですが、今回は釣行ではなくイベントレポートです。
Maker Faire Tokyo 2018というイベントに行ってきました!
Maker Faireは、世界191か所で開催されているものづくりの祭典で、日本ではこのMaker Faire Tokyoと、Ogaki Mini Maker Faireがあります。
Maker Faire Tokyoはここ数年は東京ビッグサイトで開催されており、約400組の出展者、約18000人の来場者と、ものづくりの祭典としては国内では最大規模のイベントです。
このイベントで、魚釣りをテーマとした作品を出展されていた2ブースをご紹介します!
Fishing Logger フィシング・ロガー
魚釣り × IoT ( Internet of Things ) @Fishing_IoTさんの作品、「Fishing Logger フィシング・ロガー」は、ロッドとリールにセンサーとコンピューターボードを取り付ける事で、ロッドを振った回数やリールを巻いた回数を記録する事が出来るデバイス。
「ロッドを振った回数やリールを巻いた回数」によって得られる物は単純な回数のデータだけではなく、釣れた際に行っていた動作を数値で記録する事が出来る為、それを検証・再現する事で技術の向上に大きく貢献します。
現在は「動作の記録を収集する機能」について開発中で、今後は収集したデータの分析についてを開発する予定との事です。
このデバイスを使う人がたくさん居れば、釣れた際のデータをインターネットで共有する事で様々なシチュエーションでの”釣れる条件”を特定する事が可能に。
私は「釣りはギャンブルじゃないよ派」なので、こーいうの大好き。
3D FAB Anglers Network
3D FAB Anglers Network @1310_kf_worksさんの3Dプリンター等のデジタルファブリケーションマシンによって作られたルアーの展示。
今回は6名のルアービルダーの作品を展示していました。
中でも私が気になったのは、「錫のメタルジグ」。
3Dプリンターで出力した雄型で、耐熱シリコンの雌型を作り、鋳造。
錫は鉛よりも比重が軽い為、同じ重さでもサイズを大きく出来る為、フラッシング等のアピールが強く、フォールが遅くなる事で口を使わせ易く、秋以降のショアジギングでは絶大な効果が期待出来ます。
また、錫は鉛よりも環境負荷が低く、根掛かり等で海中に残す事になってしまった際の影響を抑えられます。
そして、エギ。
キレイなフォール姿勢でよく釣れるそうです。
まさかエギまで作られて実釣されているとは思っておらず、驚きました。
そして、3Dプリンター製のイ貝。
針が絶妙な遊動具合で凄く使いやすそう。
糸オモリが直接ルアーに付いているのもポイント。「こーいうのが欲しかった」が形になっています。
年に3回ぐらい開催されている「3Dプリンターで作ったルアー限定の釣り大会」では、賞品がなんと3Dプリンター。
「3Dプリンターを持っていないから参加できないよ!」という方でも、当日はレンタルルアーがあるので大丈夫っぽいです!
また、「どうせ参加するなら自分がデザインしたルアーで戦う派」の方は、インターネットでデータを入稿するプリントサービスや、3Dプリンターのレンタルがあるカフェ等の施設が各地にあるので検索してみて下さい。
大会やルアー作りについては、1310 KF WORKSさんのサイトを参照。
『Maker Faire Tokyo』 来年は是非遊びに来てみて下さい!
今年の「魚釣りをテーマにした出展」は、この2つでした。
3Dプリンターを始めとしたデジタルファブリケーションマシンが安価になり、手軽に様々な物が作れるようになっています。きっと来年以降も魚釣りをテーマにした出展は増えるはずです!増えて欲しい!
ですので、来年は是非遊びに来てみて下さい!
開催地の東京ビッグサイトの眼の前はお台場の釣りスポット有明西ふ頭公園なので、釣りがてらに寄れます!
ご紹介した、魚釣りをテーマにした出展以外も、老若男女問わず楽しめる出展が沢山ありますので、ぜひぜひ!