2月9日最高の釣果
「やったー!」

「凄いぞ。やったね!」

金丸(真)さんと、ガッチリと握手。

「凄いぞ。金メダルや!」

私も気持ちが高揚して、興奮が抑え切れない。

かめや釣具南宮崎店で、カラー魚拓を獲って頂く様に連絡して、正式に計測する。

130センチ、27キロのクエ。

釣り上げた仕掛けは、PE1.5号にリーダーが7号の鯛ラバ。

そのヒットした瞬間は「あっ、瀬掛かりしました」から、始まった。

金丸(真)さんが、瀬掛かりと思って、竿を振った時だった。

竿が真下に、突っ込んだ。

「瀬掛かりじゃねぇど。魚やど」

竿が立てられない。

「うわっ、止まらん」

「慌てるな。無理矢理に引っ張るな」

私も、自分が釣っている気になって、必死の思い。

「あっ…。動かんごつなった」

瀬に張り付いたみたいで、魚探で海底の形状を確認する。

「大きな瀬は無い気がする。少し、緩めて動くのを待とうや」

待機を始めて、少し経った頃に動きが出た。

「巻けます。上がってきます」

金丸(真)さんが、ゆっくりとリールを巻き始めた。

「海底から10メートル、引き剥がすまでが最初の勝負やど。腹括って勝負やど」

私は、自分が勝負している気になって居た。

「途中で、抵抗が有るかも知れんど」

「後少しで、浮いてきます」

「よっしゃ、浮くまで気を抜くな」

海中に、大きな魚体が見えてきた。

船から10メートル位先に、その大きな魚体が浮き上がった。

「やったー!デカイぞ!」

「ヒャッホー!!」と、訳の分からない声が発せられた。

海上に大きな声が響き渡った筈。

ギャフを掛けて、金丸(真)さんと「セーノ!」と、力を合わせて船に引き上げる。

「おめでとう!」

お父さんの旭先生と、親子の喜びツーショット。

開進丸の釣り仲間グループのラインに写真を送った。

「おめでとう御座います」

すぐに、祝福と驚き返事が返ってきた。

もう、嬉しくて嬉しくて堪らない。

「魚が傷むのを避けよう。直ぐに、かめや釣具南宮崎店に持っていって、魚拓をとってもらえよ」

宮崎の釣り仲間に連絡して、かめや釣具南宮崎店の電話番号を確認。

直ぐに、連絡する。

「今日は、早めに帰りましょう。直ぐに氷を買って色が変わるのを防ぎましょう」

「そうですね。もう、二度と釣れないかもしれないですね」

「俺も、こんなデカイのが釣りたい」

旭先生にも、ガツンと強いアタリが来たのだが、針掛かりしなかった。

「俺も、宮崎に一緒に行くよ」

旭先生も、息子の釣果に大喜び。

12時になって、早めの納竿。

船のスピードを上げて、急いで港に帰る。

金丸(真)さんのお母さんも、息子が釣り上げたクエを見るために、待っていらした。

漁協から、氷を買ってきて、クエの全身を氷で包む。

「宮崎に行って来ます」

「気を付けて、行ってくださいね」

クエを積んだ車を、見送った。

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