8月3日釣れると良いな
ポイントに入った時、ベイト反応が昨日よりも、凄く良かった。

「今日は、良い感じかも」

そんな期待を持たせてくれる、ベイト反応だった。

「釣れると良いですね」

「カンパチ、イサキが釣れると良いな」

目標を立てて、釣りを開始する。

旭先生に、アタリが来た。

出足は、ウッカリカサゴ。

「まずは、一匹目が釣れて、ホッとしますね」

船首でも、アタリが来た。

「何か来た」

ラインが引き出されるアタリ。

上がってきたのは、3キロクラスのニベ。

旭先生に持ってもらって「はい、パチリ」

釣り上げたのは「怪しいマスクマン」

ベイト反応には、ニベが付いているのだろうか。

ベイト反応を探して、竿を出していくと、ポツポツとアタリが来る。

良型の真鯵がヒット。

「鯵は嬉しいですよね」と、旭先生。

ガンゾウヒラメも、ヒットしてきた。

「煮付けが美味しいですよね」

旭先生の笑顔が増える。

アタリが出てくると、魚種は問わずに嬉しくなってくる。

船首でも「来ました」と、声がする。

「マスクマン」が釣り上げたのは、ウッカリカサゴ。

ベイトの正体の鰯も、何かに食われている。

「鰯に食い付いたのは、何かな」

「もしかしたら、太刀魚かもしれない」

「ヒラメは無いですかね」

「可能性は有るよ」

傷ついている鰯を見ながら、船上で色々と想像を働かす。

その時、旭先生に強いアタリが来た。

「おおっ、ラインが出ていくよ」

「なかなか巻けないよ。大丈夫かな」

「大丈夫です。ゆっくり、楽しんでくださいね」

旭先生のペースで、ラインを巻き上げていく。

やがて、姿が見えてきた。

「真鯛です」

51センチ、1.8キロの良型真鯛が上がってきた。

「嬉しいですね。真鯛が来ました」

旭先生の笑顔が、最高潮。

「マスクマン」も、アタリを捕らえている。

「あっ、私のは鯖だ」

海面に来て、走り回っているのは鯖だった。

真鯛に鯖にも、連続するアタリに船上は賑やかになる。

この時、思わぬプレゼントが届いた。

船仲間の「海響丸」が近づいてくる。

「スイカのお届け物です」と、森船長。

「海響丸」のお客様から、スイカを頂く。

暑い日差しの中、有り難いプレゼントが嬉しい。

旭先生、マスクマン、私と美味しく頂いた。

スイカで、元気が出てきた。

旭先生に、アタリが来た。

「これは、重たいですよ」

「良い感じですか」

「重たいですね」

「ゆっくり上げましょう」

上がってきたのは、アヤメカサゴがダブル。

「良い型じゃない」

マスクマンから、祝福の声が掛かる。

昼前になると、風が南東に変わり始めた。

沖合では、白波も立ち始めてきた。

「早めに、避難しておきましょうか」

ポイントを移動して、浅場を攻めることにした。

「根魚が多いポイントです」

「旭先生は、此処で真鯛の実績があります」

「じゃったな。私は、真鯛を釣ったな」

お孫さんとの、釣りの思い出が蘇ってきた。

「怪しいマスクマン」が、アタリを捕らえた。

「オオモンハタを初めて釣りました」

嬉しそうに笑顔が輝く。

旭先生も、嬉しそうだ。

しかし、南東の風が強くなってきたこともあり「粘りも此処までかな」

「旭先生、引き上げますか」

「そうですね。帰りましょう」

「マスクマン」のオオモンハタを締めにして、帰港した。

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