7月31日釣ったど、逃げられたど
無風ベタ凪の海。

大いに笑い、大いに喜び、そして、大いに悔しがる。

釣りの一日が短く感じられた、愉快な釣り日和だった。

出足は、谷口さんと、谷元さんのダブルヒットから。

海中に見えていた獲物は、ハマチクラスの青物だった。

仕掛けが、鯛ラバの細仕掛けだけに、相手の走りは大変。

船釣りの経験はまだ浅い谷口さんに、初船釣りの谷元さん。

必死さが顔に表れている分、何とかして釣り上げたかったが…。

「あっ…切られた」と、谷口さん。

「あっ…切れた」と、谷元さん。

「悔しいな…」と、二人が仕掛けを作り直している横で、川越さんがアタリを捕らえた。

「食べ頃サイズです」

真鯛が上がってきた。

「あっ、良い真鯛やね」と、二人が大喜び。

早朝から、船内は大賑わいになっている。

仕掛けを作り直した谷口さんに、アタリが来た。

良型のイサキが上がってきた。

朝イチの悔しい思いが、少し軽くなる良い釣果に笑顔が輝く。

谷元さんにも、アタリが来た。

ウッカリカサゴが、上がってきた。

「やったね。まずは、一匹釣れたね」と、良い笑顔だ。

楽しい三人の釣果が上がる度に「おー」「良いなー」「でかいなー」と、声が掛かる。

夏の暑さも、吹き飛ぶ感じの楽しさだ。

しかし、釣れない時間帯もある。

ベイト反応が出なくなった、潮止まり。

色々ポイントを探すが、なかなか良い感じのアタリが出ない。

潮が動きだして、ベイト反応が出てきた。

「来た!」

谷口さんのウッカリカサゴが、皮切りになる。

川越さんに、レンコダイがヒット。

谷元さんに、アヤメカサゴがヒット。

一番賑わった時が来た。

三人に、トリプルヒット。

「トリプルヒットになった」

みんなで、掛かった獲物を逃がすものかと、必死に頑張る。

真鯵に、アヤメカサゴに、ヤズがヒットしてきた。

「やったね」三人の笑顔が、大いに楽しそうだ。

その後も、ポツポツとアタリが来る。

真鯵に、鯖が竿を曲げてきた。

風が、少し南東に変わり始めた。

「ロックフィッシュに行ってみる」と、聞いてみた。

「行きます」と、直ぐに気持ちよい返事が帰ってきた。

水深16メートルの浅い岩場に移動する。

このロックフィッシユが、又しても、大賑わいになる。

アカハタヒットの口切りは、谷元さんから。

「来ましたよ」

と、嬉しそうに掲げるアカハタは良型だ。

これに続けと、川越さんも、谷口さんもアカハタやアラカブを連発する。

釣果を並べてみたい。

谷口さんの釣り上げたアカハタ。

これは、キロ超の良型。

川越さんの釣り上げたアカハタ。

これも、キロ超の良型だ。

キロクラスのアカハタが続く。

谷元さんのアカハタも、良型だ。

釣り初めて時間余り、チョットした入れ食い状態だった。

浅場のロックフィッシュだが、其処にも大物は潜んでいた。

アタリと同時に、リーダーが切られる。

一気に、岩場に潜り込まれる。

強烈な走りに、止めることが出来ない。

「やられた…」

三人の悔しさが、其処に残ったが…。

「この釣り、楽しい!また、やりたいです」

谷口さん、谷元さん、川越さんの目が輝いた。

午後2時過ぎから、夕間詰め狙いでポイントに走る。

東原さんと、イサキ、ハガツオ狙いでポイントに入った。

しかし、南東の風が強く吹き出していた。

沖からウネリが入り、白波が立っている。

風に押されて、船が2ノット以上で流される。

「潟によって、アカハタを釣りますか」

「そうですね。そうしましよう」

東原さんと、浅いポイントに入る。

ここも、当然、南東の風は吹いている。

その中で、アタリが来る。

キロ近い、良型のアカハタ。

アタリが来ても、針掛かりしない事もあった。

「お土産も釣れたし、帰りますか」と、東原さん。

南東の風に、吹かれながら帰港した。

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