7月1日南東のウネリ
早朝の海を、ポイント目指して船を走らせる。

「ウネリが残っています」と、上野さん。

「結構な高さがありますね」と、中尾さん。

前日の悪天候の影響が、まだ少し残っている。

風も、西南西の風が吹いている。

ウネリとウネリの間に入ると、波の谷底に入った気分になる。

ポイントに入り、最初の作業。

「ベイト反応が有るかな」

予想した通りで、ベイト反応が少ない。

時折出てくる、小さなベイト反応をターゲットにして、釣りを開始する。

上野さん、中尾さんに何かがバイトしてくる。

一旦は、針掛かりした様に竿が曲がるのだが、直ぐに針が外れる。

「鯵かな…」

上野さんに、やや強いアタリ。

丸々と太った鯖が、上がってきた。

中尾さんにも、何かがヒット。

ウッカリカサゴが、上がってきた。

前日の大雨の濁りは可成り取れて、青い潮が流れている。

上り潮が、0.6ノット前後で、北東に流れている。

アタリは来るが、途中で針外れが何度かみられた。

「多分、イサキかな…」

「鯵なら、可成り良い型の鯵だと思いますけど…」

その正体を知りたい物だ。

潮が干潮から満ち潮に変わった時点で、ポイントを移動する。

直ぐに、上野さんにアタリが来た。

上がってきたのは、良型のイサキ。

「良い型ですね」

竿を持つ手に、少し元気が出てくる。

中尾さんに、海面近くを走り回っていた、ソーダカツオがヒットしてきた。

二度目の流しに入ると、上野さんに又してもアタリが来た。

良い感じで、竿が曲がっている。

これも、良型のイサキだった。

上り潮が入ってきた事で、イサキの食い気が少し上がったのかな。

そんな気分になってきた。

しかし、此処に来て風が南東に変わった。

ウネリが立ち始めて、船が大きく揺れる。

「移動しましょうか」

朝から残っていたウネリが大きくなる前に、移動する。

移動したポイントは、海底がフラットだ。

「来ました」

中尾さんの声がした。

鯵が、ヒットしてきた。

船を流し直す度に、30センチクラスの真鯵がヒットしてくる。

上野さん、中尾さんの同時ヒットも有る。

このポイントだけで、真鯵が10枚はヒットしてきたかな。

鯵がヒットしてくれば、青物が居ないだろうかと、ポイントを移動する。

海底が少し変化するところで、今日一番のベイト反応が出てきた。

「何か付いている気がします」

上野さんにアタリが来た。

「どんな感じですか」

「重量感が有りますよ」

ラインが沖に出ていき、獲物が沖に浮かび上がった。

「ハタですね」

釣り上げた瞬間は「キジハタ」に見えたが、型の良いオオモンハタが上がってきた。

良型のオオモンハタが上がって、「今から」と思ったが…。

西風が、強く吹き始めて、白波が立ち始めたる

段々と強くなってくる。

「引き上げますか」

安全第一と考えて、帰港した。

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