6月23日鰤が来た

鰤が来た。

夏鰤で虫が懸念されるが、体型は丸々とした83センチと88センチ。

血抜き等の処理を済ませて、クーラーへと納める。

「やったね」三人で、祝福の握手を交わす。

早朝の海は、北西の風が吹いているのだが、北東からのウネリが高かった。

「沖のポイントは、諦めるべきかな…」

鍋島さん、私の従兄弟の信司と風とウネリの様子を伺う。

「暫く、浅場で様子を見ますか」

下り潮が、沖に払い出している。

0.7ノット前後で流れ、潮の動きが感じられるポイントで、竿だししてウネリの治まるのを待つ。

信司に、真鯵がヒット。

鍋島さんに、真鯵がヒット。

30センチ前後の真鯵が、連続ヒット。

待機場所で、真鯵を二桁確保。

「お土産は確保できたので、後は気楽にやりましょう」

1時間ほど経過すると、ウネリが可成り治まってきた。

「移動しましょう」

予定のポイントへと、船を走らせる。

移動したポイントは、菜っぱ色した下り潮。

風も、北東に変わり、やや強く吹き始めている。

風の影響もあるのだろうが、0.9ノット前後で船が流される。

やや小さいベイト反応が、出ているポイントから攻めてみた。

大きなベイト反応の正体は、鯖子と分かっている。

鍋島さんに、一投目からアタリが来た。

1.5キロクラスの、良型のオオモンハタ。

信司にも、強いアタリが来ている。

40センチ前後の真鯵が、ダブルヒットしてきた。

結構な引き味の様だった。

鍋島さんが、次々とアタリを捕らえている。

ニベに、良型真鯵。

信司には、ウッカリカサゴ。

鍋島さんが、強いアタリを捕らえた。

重量感のある、重々しい走り。

時折、真下に突っ込みを見せる。

姿を見せたのは、83センチの鰤。

鍋島さんとほぼ同時に、信司も大きなアタリを捕らえている。

これも、重量感タップリの走りを見せている。

真下に、強烈に突っ込む。

その走りに耐えて、獲物が姿を見せた。

88センチの鰤。

二人の笑顔が、晴れ間の出てきた空に栄える。

二人にアタリは続いた。

鍋島さんが、イサキのアタリを連続して捕らえる。

1キロクラスの真鯛もヒットしてきた。

信司には、ソーダカツオがヒット。

この直後に、強烈なアタリが来た。

鯛ラバの、細仕掛けに来たのは、多分、大きな根魚だろう。

じりじりと底走りして、浮く様子が無い。

信司も、耐えに耐えて頑張っているが、遺憾ともし難いアタリだった。

その後は、潮が上り潮に変わったところから、アタリが出なくなってきた。

それでも、丁寧に探って、アタリを捕らえる。

信司に、ウッカリカサゴ。

鍋島さんに、1キロクラスの真鯛。

風が出る予報も、思ったより吹いてこなかった。

だだ、昼過ぎには風が南東に変わってきた。

予想していなかった楽しい釣果に、船中は賑やかだった。

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