5月24日朝間詰め勝負かな

港の沖波止赤灯台を出る頃には、南東からのウネリが寄せていた。

猪崎鼻の岩場には、波飛沫が上がっていた。

大島の北側の岩場にも、波飛沫が上がっている。

「無理は出来ない。内場にウネリが入っていたら止めよう」

そんな気持ちを持って、船を走らせた。

風は、北東の風が強めに吹いている。

潮行きは、昨日と同じ下り潮。

しかし、下潮が動いていないようだ。

「ジグが抜けますね」

少佐治さんが、潮に違和感を感じている様子。

清水さんも、同様の様子。

お二人が、同じ意見と言うことは、潮の動きは良くない状況のようだ。

魚探に出てくるベイト反応も、今日は少し変化が見られた。

流す途中で、ベイト反応が消えてしまう。

ベイトの移動が、早くなっている。

ベイトの正体は、鯖子だった。

釣り始めて、二流し目に清水さんにアタリが来た。

良い感じで、竿が弧を描いている。

「鯵のようですね」

上がってきた鯵は、43センチの大鯵だった。

潮の動きが悪い中に、この釣果は嬉しい。

次のアタリも、清水さんに来た。

上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

内場には、ガンゾウヒラメが多い。

時間は、朝の八時前なのだが、北東から東に風が変わってきた。

ウネリも、時に目線を超える高さになってきた。

野瀬の岩場にも、大きな波が打ち寄せている。

「もしかしたら、安全第一を考えて、帰ることもあります」

お二人に、その事を告げる。

清水さんにアタリが来た。

上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

このガンゾウヒラメは上がってくるまでに、可成りの重量感を感じる事がある。

一瞬「根魚かな」と、勘違いすることがある。

小佐治さんにも、アタリが来た。

上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

「ボーズじゃ無くて、良かった」

小佐治さんの笑顔に、船中に笑いが広がる。

風と波の変化を気にしていると、仲間から連絡が入った。

「ウネリが高くなってきた。今のうちに帰るよ」

私も同感と思い、他の仲間達に連絡を回す。

帰りは、向かい風を受けて、帰港した。

#九州 #宮崎 #アジ #ヒラメ #ジギング