10月15日カンパチ来た

朝間詰めは、まだ、大丈夫だろう。

そう考えて、港を出たが…。

ポイント近くに行くと、北東の風が強く吹いていた。

ウネリも高く、狙いのポイントを諦めるしか無かった。

早永さん、湯淺さん、高橋さんと、話をして内場に入る。

北東の風は、内場にも吹いている。

魚探でベイトを探して、船を流すがアタリが出ない。

沖合を眺め「此処なら行けるかも…」と、思われるポイントに行くことにした。

「青物が出るポイントがあります。ちょっと、行ってみませんか」

北東の風に押されて、高いウネリが目線を越える。

ウネリを乗り越えて、何とかポイントに入る。

魚探に直ぐに、ベイト反応が出た。

「ベイトは居ます。やってみましょう」

早永さん、湯淺さん、高橋さんが直ぐにジグを落としていく。

暫くすると、海底から浮き上がったベイト反応が出てきた。

すると「来ました!」と、高橋さんの声がした。

竿が、海面に突き刺さらんばかりに、曲がっている。

ウネリがある分、慌てると逃げられる可能性もある。

「ゆっくりで良いですよ」

何度も、何度も突っ込みを見せる相手。

慌てず、ゆっくりとラインを巻き上げる高橋さん。

「見えた、カンパチです」

2キロ弱のカンパチが、上がってきた。

「やった。嬉しいです」

高橋さんの、笑顔が朝日に輝く。

しかし、段々と激しくなってきた北東の風にウネリも高くなってきた。

「本当は、もっと流したいけど…」

これ以上は危険と判断して、再度、内場に戻る。

内場で、アタリを出すのは、厳しい。

でも、早永さん、湯淺さん、高橋さんは、ひたすら頑張っている。

湯淺さんが、アタリをとらえる。

上がってきたのは、イトヒキアジ。

なかなか、思うようなアタリをとらえられない。

「ロックフィッシュ行きますか」

浅場に移動する。

海は益々時化て、白波だらけになっている。

水深15メートルあたりの、岩場から探ってみた。

早永さんに、アカハタが来た。

「良い型のアカハタですね」

仲間からの祝福に、早永さんもホッとした表情。

北東の風が回り込んでくるので、余り浅い岩場は流せない。

少しずつポイントをずらしながら、攻めていく。

早永さんに、アタリが来た。

浅場だけに、上がってくるのも早い。

良型のアカハタが、上がってきた。

肩が良いアカハタだけに、もう少し数が欲しいが、良いコースを流せないことが悔やまれる。

高橋さんにも、アタリが来た。

真ハタがヒット。

「お土産に持って帰りますね」

笑顔で、クーラーに収める。

この後、ポイントを移動するが、北東の風が益々強くなってきた。

「帰りましょうか」

昼過ぎに、納竿とした。

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