1月14日風とウネリに阻まれて

沖波止の赤灯台を回ると、ウネリで船が上下動し始めた。

「ウネリがあるな…」

裸バエを過ぎると。そのウネリが一段と高くなってきた。

「ポイントまで行けるかな…」

前方には、先に港を出た仲間の船影が見える。

高いウネリを正面から受けると、船が波を叩く事になる。

斜めにジグザグに、波を避けるように船を進める。

それでも、波飛沫がキャビンを越える事もある。

どうにか、ポイントの近くまで来た。

直ぐに、仲間に連絡する。

「沖合に行くのは無理です」

行く予定のポイントは、諦めることにした。

北東の風が強く吹き寄せ、白波も立っている。

「風とウネリに阻まれてしまいましたね」

私たちも、本来のポイントではないが、ベイト反応のあるところで竿を出す。

仲間からの電話連絡を受けている間に、東原さんにアタリが来ていた。

ガンゾウヒラメが上がっていた。

田代さんにも、アタリが来た。

高いウネリの中、揺れに気を付けながら釣りをしている。

田代さんのアタリは、外道のエソでチョット残念。

少し波と風が治まり掛けたようにも感じるが、白波はあちこちに見えている。

又しても、東原さんにアタリが来た。

オオモンハタとチダイが、続けてヒットしてきた。

しかし、このアタリから、北東の風が一段と強く吹き始めた。

ウネリも、2メートルを超すような感じになってきた。

「この風とウネリでは、釣りを続けるのは危ないですね」

「今日は、諦めて帰りますか」

内場に入る事も考えたが、掛かり釣りの船が10数隻入っていると連絡を受けていた。

「また、出直しましょう」

安全第一で、午前10時頃には港に帰った。

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