4月21日 頑張ったけど…
今日は、暑い1日だった。

途中で無風、べた凪になった時は、一段と暑さを感じた。

朝の潮は、上り潮が沖に払い出していた。

しかし、下潮の水温が低いのか、ベイト柱があっても活性は低い気がした。

作本さんに、真鯛と思われるアタリが来た。

「何か来ました」と、ゆっくりとアタリを楽しむ。

しかし、やり取り途中で「あれ、外れた…」

鯛ラバの仕掛けを確認すると、ハリスが切られていた。

仕掛けを取り替えて、再びベイトの中に落としていく。

暫くすると「小さいアタリが来ました」と、ラインを巻き上げていく。

アヤメカサゴが上がってきた。

私が問い合わせの電話を受けている時に、アタリが来ていた。

良型のイトヨリ鯛が、上がってきた。

「最初のアタリは、真鯛かと思いました」と、ちょっぴり残念。

このイトヨリ鯛が来た頃から、潮の動きが少しずつ遅くなり始めた。

「潮の動きが、悪くなってきましたね」

作本さんも、潮の変化に直ぐに気が付いた。

ポイントを浅場、深場と色々と変えてみる。

それでも、なかなか思うような動きの潮にならない。

「潮だけは、どうにもなりませんね」

それでも、少しでも潮の変化を掴もうと、作本さんの頑張りは続く。

古い魚礁の有るポイントを流していると、作本さんにアタリが来た。

型の良いアヤメカサゴが、上がってきた。

次の当たりも直ぐに来た。

イトヨリ鯛が上がってきた。

南東の風が吹き始める中、なんとか真鯛のアタリを捕らえたいと頑張るが、思うようにいかない。

今まで動きの悪かった潮が、南東の風に押されることもあるけど1ノット以上で流れ始めた。

「ポイントを変えよう」

「何処に行きます」

「ちょっと、浅場に行ってみようや」

沈み瀬の多いポイントにはいると、今日一のベイト反応が出てきた。

作本さんが、ジグに切り替える。

シャクリ続けていた作本さんに、強烈なアタリが来た。

「ゆっくりやって!」

作本さんの竿が、強烈な力で大きく曲がっている。

ドラッグ調整をしながら、やり取りをしていく。

2度、3度と激しい突っ込みに耐えていた。

「あっ…」

ラインとリーダーの結び目が切れた。

口惜しくて、後の言葉が出てこない。

「大丈夫、又来るから頑張ろう」と、元気を振り絞る。

しかし、その後は静かな時間が流れた。

「仕方ない。次回、リベンジしよう」

大いに頑張ったけど、口惜しい思いを残して、帰港した。