4月3日 べた凪から大時化へ
朝は「今日はべた凪やな」と、嬉しくなった。

西風が優しく吹く中、潮はゆっくりと上り潮が沖に払い出していた。

横田さん(愛称 徹君)と西村さんが竿を出す。

「何か触ってくるね」

仕掛けに、何かのバイトが来ているようだ。

竿先が、何かのバイトを捕らえているのが分かるくらいに、反応が出ている。

徹君にアタリ。

上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

しかし、ここからエソの猛攻と、食い渋りに苦戦を強いられる。

西村さんにラインが出るアタリが来る。

乗ったと思ったら、直ぐに針が外れる。

「あれっ…乗らんかった…」

乗ったと思ったら、60センチを超すような大きなエソ。

「ポイントとを変えましょう」

沖合のやや深場に移動。

徹君にアタリが来た。

レンコダイが続けてきた。

昨日の激流が嘘のように、釣りやすくなっている。

上り潮の速さは0.8ノット前後。

「ポイントを沈み瀬周りに移動してみますか」

起伏の激しいポイントではあるが、流れが緩やかな分攻めやすいかもしれない。

そう思った判断は、ポイントに入って直ぐに慌てることになる。

海上は波一つ無い位のべた凪。

しかし、このポイントの潮の流れは2ノット前後。

「えっ、なんで急に潮が速くなるの…」

おまけに南東の風も、昼前になって強く吹き始めた。

何とかアタリを捕らえようと頑張っているお二人だが、段々と強くなってくる南東の風に苦戦を強いられる。

南東の強風の中、徹君がアタリを捕らえる。

ガンゾウヒラメが上がってきた。

南東の風で、白波が立ち始めた。

南東の強風に2ノット前後の激流。

「諦めて、帰りましょう」

べた凪から大時化、激流へと、急な変化した波の中、帰港した。