1月21日 時化る前に
天気が崩れる予報の中、「時化る前に、行きましょう」と、ポイントを目指す。

明日は雨が予想されており、今日も昼前には曇り空に変わる予想。

しかし、朝の内は以外と波は出ていない気がする。

ポイント選定は、「いつ時化ても、直ぐに避難できる場所」と言う選択。

ポイントには、既に知り合いの乗った船が来ていた。

我々も直ぐに釣りを開始。

潮は青みと透明感のある、上り潮。

期待に反して、最初のアタリがなかなか来ない。

立山さんご夫婦、渡辺さん、山元さんが頑張っている。

最初のアタリは、山元さん。

「ウッカリカサゴが付いていました」と、苦笑い。

魚探にベイト反応は出ているのだが、下潮が動いていないのか、アタリが続かない。

アタリが出ないで、不安な気持ちになる中、渡辺さんにアタリが来た。

良型のウッカリカサゴだ。

次のアタリも、直ぐに来た。

今度の釣果は、1キロクラスの白甘鯛。

「高級魚ゲットですね」と笑顔になる。

少しずつ、アタリが出始めた。

しかし、北東の風が徐々に強まってきたのと、潮の流れが1ノットを上回る様に速くなってきた。

「潮は速くなってきましたけど、全体が同じ方向に行ってますね」

潮が速くなってきたのと同時に、着底が取りづらくなってきた。

ポイントを移動する。

移動途中で、ベイト柱が出てきた。

「やってみましょう」と、船を止める。

渡辺さんに強いアタリが来た。

「何のごつあっですか?」

「ハガツオですね」

竿先がプルプルと震えている。

上がってきたのは、2キロ近い良型のハガツオ。

渡辺さんが、立山さんの瀬掛かりをはずしている間に、奥さんをモデルに「はい、ポーズ」と写真を撮る。

「私が釣ったみたいですね」と、笑顔が広がる。

今度は、立山さんのご主人にアタリが来た。

ホウボウが上がってきた。

この頃には、北東の風が強くなり波も出てきた。

「内場に入りましょう」

内場にはいると、他の船も沢山移動してきた。

沖合は、上り潮が動いていたが、内場は下り潮になっている。

立山さんのご主人にアタリが来た。

オオモンハタが上がってきた。

立山さんの奥様にもアタリが来た。

「初めて、ガンゾウヒラメを釣りました」

夫婦の連続ヒットに笑顔になる。

山元さんに真鯛と思われるアタリが来たのだが、巻き上げ途中で針はずれ。

「残念だ…。後少しだったのに…」と、悔しい表情。

午後からは、曇り空を予想していたが青空が広がったまま。

しかし、北東の風が段々と強くなり、明日の天気が崩れるのが分かる。

「明日は、無理かな。でも、今日は、時化る前に釣果が有って良かったです」

4人の釣り仲間で、釣りを楽しんだ一日だった。