あじがつりたい。

金曜の夜、風が強く船が停まっていたためか人が少なく、船が邪魔にならないようなちょうどいい場所にIN。

いつもならばタチウオをする人でいっぱいのはずがその日は2組程度しかいませんでした。

いつもながら釣れている様子はなかったので久々にぶっこみ釣りでもしようかとエサをつけて放り投げ、放置。

父と2人してぶっこみの竿先を見ているとドゥルルル、とまるでうどんを啜ったようなアタリが。回収するとエサだけ綺麗に取られていたので付け直してまた放置。

何度かうどんを啜るようなアタリを見て、いつもみたいに胴突でするか、といつもの胴突セットを出してちょい投げで手釣り。
新調したリールの巻き心地に感動しながらいい感じにキスを数匹釣りあげ、数時間すると釣れなくなったので車の中で仮眠。

6:30ぐらいに日の出とあったが雲が厚かったためか6:00でも暗いまま。
雲のないところだけが光を差していました。

船が着いているし、風で押されたベイトが端に追いやられてそれを食べに青物が来るかもね、と父と話をしながらジギングの準備。

父は11月に入った頃ぐらいからずっと「ハマチもサワラも釣ったから、次はメジロを釣ってメジった〜!って言いたい」と言っていて、今日こそ釣れるといいね、父を応援しながら数時間投げ続け…

時は9:30。
厚い雲がどこかへ行き、太陽の光がキラキラと差し込む頃。
スローピッチでのフォール中、ワンピッチジャークではじめのしゃくり。
父ではなく、自分の竿先がギッとドラグを鳴らしてしなりました。

はじめは根がかりかも、と思いつつ父に「きたんちゃう?きたんちゃう?」と小声で声をかけると青物名物、ギュイーンとドラグを鳴らして走り出しました。

キタキタキタ!!来ました青物!!2週間ぶり!!

だがしかし掛けたのは父ではなくお世辞にも体力があるとは言えない自分。
ハマチでも苦労したのになんだか今日の青物はすごく重い。
走っていない時でも魚が重くてリールが巻けない。

しんど、しんど、と言っていると父が変わろうか?とにやにやして言ってくるので意地でも自分で釣り上げようと決意しました(笑)

左右の人に見守られながら正体の分からない青物と猛烈なファイト。
やっと巻けたと思うとその倍ぐらいの量を走られ…

魚のスタミナ切れを待っているのに全然切れず、走っては休憩、ではなく走る走る走る。
思わず父と青物だよね?と疑問を浮かべながら少しずつ上がってきた青物。
ようやく顔を拝めるか、と遠いところで姿を現した。
顔は見えなかったが尾が黄色いのをみて「「しっぽが黄色!」」と父と声を揃えて言いました。

巻いては走って巻いては走ってを繰り返し、10分程死闘のファイトをした結果、無事にタモに入ってくれました!

父は魚影を見た時「小さい」と言ったのですが、どこがちっさいんや?!と思わず声を荒らげそうになる程の体高。
ぽってり、と言うより丸い。
それなりに全長もあって、タモに入れた父は「これはメジロちゃうか〜?!」と嬉しそうにタックルボックスからいそいそとメジャーを出し、魚を置くと…

「う〜ん…67!メジロや!!」

なんと!あれほど釣りたがっていた父より先にメジロを釣ってしまいました!

初めての青物のハマチも、初めてのメジロも父ではなく自分が釣り上げるという…なんとも父が報われない結果になりました(笑)

その後も数時間投げましたが釣れず…

家に帰ったらブリしゃぶならぬメジしゃぶやね、と片付けをして帰りました。

ハマチとメジロではパワーが違いすぎて流石にシーバスロッドではこれ以上対応できないな、と限界を感じました。
近いうちに新しい青物ロッドが参戦するかもしれません……

次こそは父が報われて欲しいです(笑)

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