ルアー釣りといえばバスフィッシング!
ルアーの釣り、というとまず最初に浮かんでくる人も多いのがバスフィッシングではないでしょうか。
アメリカ発祥のこの釣りは、日本でのジッと待つ「釣り」のイメージをガラッと変え、日本でも瞬く間にバスブームという形で流行し定番の釣りとして広まりました。
ルアーフィッシングという昨今のスタイルが確立したのも、このバスフィッシングが一役買ったといえるでしょう。
そしてこの釣りは初心者の方にもおススメできる釣りと言えます。
まず身近なところで釣れること。
生息域の広いバスは近所の川や野池でも釣ることができます。
次に道具がシンプルであること。6~7フィートの扱いやすい竿に、様々なルアーの組み合わせでいろいろな釣りができます。
そしてシンプルなのに奥が深いこと。
同じ魚を釣るのに、これほどまでいろいろなルアー、釣り方がぞんざいするのは間違いなくバスだけといえるでしょう。
それはこのブラックバスという魚が並外れた好奇心を持ち、ルアーに対してアグレッシブに反応してくれるからでしょう。
というわけで、今回はルアーフィッシングの面白さを教えてくれる最高のターゲット、ブラックバスについて、とりわけ手軽にできるおかっぱりの釣りをご紹介しようと思います。
バスフィッシングに必要な準備 「ロッドとリール編」
さて、バスフィッシングをはじめるにあたって、まずは準備編です。
服装
まずは服装。
これはハッキリ言えばなんでもOKです。
カッコよくスタイリッシュに楽しめるのがバスフィッシングの魅力。
お洒落していきましょう!!
ただ、ひとつだけ大切なのはライフジャケットの着用。これだけは絶対に忘れないようにしましょう。
ロッド
次にロッドですが、初めての方はベイトタックルの6’10M(約2mのミディアムクラス)、これで決まりです。
一昔前はバスロッドの基本は6’6Mだったのですが、近年技術向上によりロッドは軽量化しています。
おかっぱりの釣りでは、飛距離や障害物の回避性能の点からも多少の長さがアドバンテージとなります。
バスロッドには他の釣種とは比べ物にならないようなロッドのラインナップが存在しますが、それは星の数ほどある釣り方に合わせた結果うまれたものであります。
はじめはバーサタイルと銘打ったものを選べばよいでしょう。
リール
初めてというとスピニングタックルを勧めてくる釣具屋は多いのですが、スピニングリールでできることには限界があります。
確かにキャストになれるまではバックラッシュの恐怖もありますが(本稿では長くなる及び粒感の担保のため割愛します)それはとにかく練習あるのみです。
ベイトリールはバスフィッシングで生まれたリールです。ぜひ使いこなしましょう。
そして2本目にはスピニングタックルをおススメします。
確かに昨今のバスは通常のルアーで反応しないときもあります。
ライトリグが要らないとは決していえません、サブとしては必要なときが来るでしょう。
リールはベイトで言うなら16lbが100m程度巻けるラインキャパがほしいです。
昨今は細い糸を使うことがはやりになっています。
確かに細いほうが飛距離的には有利ですし、感度面でも有利かも知れませんが、初めてであればキャストミスでからめてしまうこともあります。
バックラッシュを解く際にも糸が太い方が解きやすさがあがります。
また解いた後も細い糸にはダメージが残りやすいので、投げたその場で切れたり、根掛りで切れたりと、不安面を残したままで釣りをすることになります。
初めては16lbから20lbを巻きましょう。
スピニングは2500番台。細くても最低6lbは巻きたい。
それでも釣りにおいては障害物周りでは使うべきではないでしょう。
バスフィッシングに必要な準備 「ルアー編」
バスフィッシングにおススメのルアー… 非常に難しい話になります。
というのも季節やポイント、その他様々な要素がありそれに応じて無数のルアーがあるため、何がいいというのは断定できません。
そこで、ここではおかっぱりで初心者がバスフィッシングをする際に扱いやすいという点で最初に買うべきものを紹介します。
スピナーベイト
初心者からしたら最も釣れそうな気がしないルアーの非頭角だが、これが実はスゴイんです。
まずその突破性能。岩でも杭でも葦でも、形状的にすり抜けやすいため根掛りが少ない。
ということは恐れずガンガン投げられるということ。
バスはモノの側にいる魚。つまり障害物ギリギリを通すことができればバスが釣れる可能性は上がるというわけです。
バイブレーション
これは障害物の少ないエリアで活躍するルアーです。
バイブレーションのメリットは飛距離。バスルアーの中では間違いなくトップクラス。つまり障害物が少ないポイントで本領を発揮するルアーです。
目に見えてバスのいそうなモノがあれば、スピナーベイトを入れて巻いて来れますが、一見して何も無い場合。こういった場合は距離を出してとにかく巻く、どこかで魚が食ってくれるのを期待する釣りになる。
ジャンクに聞こえるかもしれないが、実はこれは理にかなっているのだ。
どこかでつれたときにその状況を覚えることによって、今度はそこを別のルアーで直撃することができる。
メディアで紹介されるルアーはこういったピンスポットを狙って釣るものが多い。
初心者のうちにテレビや雑誌の影響でルアーを買うと泥沼化する理由だ。
テキサスリグ
ワームのつりの中でも針が隠れているこのリグは、スピナーベイトでも突入できない深いカバーにルアーを入れることができる。
これこそまさに根掛りを恐れずに使えるルアーです。
イメージとしては釣り場に着いたらスピナーベイトを目に付くストラクチャーすべてに投げつくす。
護岸や皿池のようにそれがない場合は、バイブレーションをとにかく遠くに投げる。
そしてここぞというヘビーカバーでテキサスリグ投入。
様々なルアーがあると先述しておいて、3つかよ!という意見があるかと思いますが、多くのルアーを何でもかんでも使うと理解できないまま迷走する原因になります。
まずは自身を持てるルアーを3つ作りましょう。
バス釣りにあたって
最後に、バスフィッシングに関しては昨今あまり聞こえのいいものになっていないことは事実です。
今後もバスフィッシングという最高の釣りをなくさないためにも、ごみを棄てない、違う場所にリリースしない、立ち入り禁止に入らない等、最低限のマナーは守っていただきたいです。
ぜひ、楽しんでください!