徳島県南近海オフショア情報【きしょう氏連載 vol.2】
徳島県南近海オフショア近況〜カツオがよく釣れています
今の時期、徳島県南である伊島や牟岐大島周辺ではカツオがよく釣れています。
水温は27℃前後にもなり、綺麗な潮が入ってきた時には餌を撒けば水族館状態になります。
伊島での釣行は、ジギング船阿波哲さんにお世話になりました。
牟岐大島での釣行は、渡船海漁丸さんにお世話になりました。
伊島釣行はジギングでカツオ狙い
伊島釣行は平日なのに船は満席、予約が遅く猛暑の中船の先端が釣り座に。10時間ぶっ通しで竿を振りました。その際、スポーツドリンク4Lに塩飴一袋を消費しました。
この日は全体的にかなり渋く、カツオなんておるんかいなと思う程当たりもない。
船頭によると突然釣れだすという事なので、黙って150gのゼブラグロージグをシャクってると後ろの2人の竿が突然海中に引き込まれ身体がくの字に。
聞いたことないような速いピッチでドラグが鳴り続けています。
ドラグをそこそこ締めているからこその音程です。ゆるゆるではあの音はなりません。
なんだろうと観戦しながらシャクってるとわたしにもヒット!!
バイトはショアジギングでエソを掛けた時くらいで、僕も何か掛かった程度の感覚でしたが、そこから一気に走り、慌ててくの字で対応。
船底にライン当たってるなーと思いながら耐える耐える。
船頭からの移動指示で反対側へ回りファイト。
後ろの2人のうち片方はラインブレイクでしたが、片方には本鰹が付いていました。船内は大盛り上がり。
かくいうわたしはまだ対戦中、重さはそれほどありませんが走るとドラグ出まくり。
なんとか上がってきたのは本鰹!!
嬉しかったですが、波を逃さないように急いで絞めて再キャスト。
しばらくして回収手前で再び本鰹をゲット!
そこから時々サバが釣れる程度の沈黙…
新しいポイントに入った途端にわたしを含め3人に大物が掛かります。
長期戦の末にブリサイズを2人が仕留め、わたしは直前で横に走られフックアウト…非常に残念。
結局、本鰹2匹にシイラ3匹とカサゴ1匹とサバ1匹の釣果でした。
牟岐大島のかけ釣り(フカセ釣り)でのカツオ狙い
続いては牟岐大島、こちらはかけ釣りという磯から少し沖にイカリを沈め流れに向かって餌を撒きフカセ釣りをするというもの。
竿は磯竿かショアジギングロッドでも出来ます。
完全フカセという釣り方はウキなしの流れに餌をひたすら乗せていく釣法のことで、初めはこの釣りでスタート。
ベールは常にオープンにして手で潮に乗って出て行く糸を触りながら当たりをとります。
非常に難しいのが、釣れた場合のタナが分からないのと刻一刻と変わる潮流にガン玉などを打ちながら対応しなければならないところ。
潮が速すぎて仕掛けが軽過ぎれば遥か彼方まで流れても餌は水面をふわふわしてしまいます。
しかし魚が食えば糸が出ていくのでなかなか面白い。
速すぎる潮流やタナを探りたい時はウキをつけます。
タナを合わせればイサキが釣れ、フリーにしておくとサンノジやダツが食いました。その他、ムロアジやシイラも姿を見せてくれました。
水深は20m前後でしたが、近頃(8/5)メーター級の沖サワラ?が沢山いるそうでジギングも釣り荒れてなくて面白いと思うとの事です、興味のある方は海漁丸まで。
牟岐では磯渡しからのショアジギングも面白そうです
終盤では潮流の変化に悩まされながらもサバとソウダカツオがボチボチ釣れだし、メタルジグではツバスとシオが連発。
牟岐大島のショアから狙える距離なので磯渡しからのショアジギング面白いと思います。
最終的な釣果は、ソウダカツオ4匹にサバ4匹、ツバス5匹、シオ5匹、イサキ3匹、ダツ3匹、サンノジ3匹、ムロアジ3匹でした。
牟岐では磯釣りがメインでショアフィッシングは荒れていないようなので穴場かもしれません。深場があるのでそこへ渡してもらえれば狙い目、しかし磯釣りハイシーズンは人気の磯ですが。
海漁丸は牟岐渡船の中で最年少の船頭さんで待ち時間にジギングをしたりとルアー釣りに興味と理解がある方です。
今シーズンまでに船も新調するとの事なので、ルアーアングラー及び若い餌釣り師の方は是非牟岐まで出向いて大島の自然に触れ合ってみて下さい。