つい様 nadarチニングモニター投稿
今回、nadar(ナダ)チニングモニターとして商品を試す機会を頂きましたので6月の能登半島で使用した感想をレポートします。
送られてきたのが7点、それぞれ使い方が異なりトップからボトムまで多様なチニングに対応出来るラインアップとなっていました。
CHINU-JIG インプレッション
まず、真っ先に使ってみたのがCHINU-JIGです。主にナイトゲームで使用しました。
こちらは底ズル系のジグヘッドで、ウエイトが樹脂でコーティングされており同重量の鉛だけのヘッドよりもシルエットが大きい割に比重が小さいのが特徴です。
①軽くロッドを煽るだけでフワリと浮く
②フックに障害物が当たりづらいヘッドデザイン
③硬質樹脂なので障害物に当たる感触が分かりやすい&深く食い込みにくい
これらの特性のおかげで根がかりによるロストは一度もありませんでした。
また耐久性がとても高く、塗装が剥げたり樹脂が割れる事によるウエイトがむき出しになるトラブルもありませんでした。(ウエイトが露出すると障害物に食い込みやすかったりキャストの際に空中分解したりするリスクが増える)
重心も低めに設計されているので底ズル系ゲームのキモであるボトムの感覚もバッチリ感じる事が出来ます。
使用する際は水深、風や流れの強さにもよりますが出来るだけ軽めのものがアタリの取りやすさと根がかりしにくさの面より推奨します。
今回は水深2mまで、風速も0-1m程度の、流れがほとんど無いフィールドで使いましたが6gと8gが使いやすかったです。
POPPING DUCK インプレッション
次に、POPPING DUCKのインプレッションです。こちらはリアに向かって鋭角になった設計になっており、
飛行姿勢が非常に良いので6.5gのウエイトながら気持ちよく“スッコーン”と飛んでいきます。
またロッドアクションへの応答性に優れており、派手なポッピングから細かなバブリングまで細かく思い通りに操作する事が可能です。
使用したのがシーズン初期の6月とあってクロダイの活性は高いとは言えず、一定のリズムでの“ポム…ポム…”といったポッピングよりも、
ティップを軽くチョンチョンと刻む事でヘッドを細かく左右に揺らし移動距離を抑えながらアピールする誘いが効果的でした。
ポッピングは出来ても、細かく刻んだ場合キレイに動いてくれないポッパーもある中で、
汎用性のあるPOPPING DUCKは外洋沿いの磯から内湾の河口まで様々なシチュエーションに対応する事が出来ました。
SETTER・VIZLA・PICUS インプレッション
SETTERは浮力を持たせるファットなボディとサウンドを生み出すプロペラがあるが故にPOPPING DUCK程飛びませんが、プロペラから発生するカチカチ音と細かな気泡が他には無い強力な誘いとなります。使ってみるとタダ巻でも追従はあるものの、食わせ切れず反転してしまう場面が何度かありましたので、細かなトゥイッチを加えボディとプロペラからそれぞれ音と泡を出すような操作の方が今回はバイトまで持ち込みやすい印象を受けました。(何枚か掛けましたが残念ながらバラシましたので画像はありません。型を問わず反応を引き出しやすいので近距離でのサーチにピッタリだと思います。)
そのほかVIZLA、PICUSも使用しましたが、季節柄アマモやホンダワラの切れ藻が絡んでしまう場所が多く、あまり出番はありませんでした。
これらのルアーはアピール力が高いので、これから水温が上がるにつれ河川内のシャローに高活性のクロダイが入ってきた際に活躍しそうです。
特にPICUSは底ズル系やバイブレーションでは歯が立たないようなハードなカキ帯やいかついゴロタでのボトムをタッチする使い方をしても大丈夫だったので
(厳密に言えば引っ掛かるのですが、リップが浅く掛かっているだけ&スローシンキング設定なのでロッドを大きめに上にあおると大抵1発で外れる)、
今まで攻めきれなかったエリア開拓で使い込んでみようと思います。
以上、6月の能登半島での使用レポートでした。