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毎度です

 

私事で恐縮でっけども、僕が25年間にわたって『やめられまへん 投げ釣りはっ』を連載してきた関西発で唯一の釣り総合雑誌「月刊 関西のつり」が、4月8日発売の平成28年5月号をもって休刊となりました。

東京オリンピックが開催された昭和39年に創刊されてから52年の歴史にピリオドを打ったわけですが、過去に「月刊 釣りの友」や「週刊 釣りサンデー」がなくなり、復活した隔週刊の釣りサンデーも早々に消え、中京や関東から出張してきたハローフィッシングやごく短期間で姿を消したフィッシングといった週刊誌も泡のように弾けて、関西発の釣り雑誌として孤軍奮闘でがんばっていた関つりも「刀折れ、矢も潰えた…」という形で姿を消します。

 

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たしかに紙媒体の衰退は著しいものがありますが、平成2年から僕の生活が関西のつりに掲載される記事の取材釣行、原稿の執筆を中心に据えて過ごしてきたことから、いまはナンや空気の抜けた風船人形のような腑抜けた気分です。

しかし、その反面で締め切りや取材釣行の強迫観念から解放されて、安堵の心境でノビノビとしている僕もいるのも確かです。だって3~4月には早場キス、9~10月には早場カレイ狙いを強要される取材釣行のプレッシャーは半端とは違いましたからネ…。

 

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さぁ~てと、これからは自分がやりたい投げ釣りをベストシーズンに思いっきり楽しみまひょかな。そして、好釣果に巡り会うことができたらやっぱり自然と口から出てくるのは「やめられまへん」という愛着ある例のセリフ。これからも投げ釣りを続けていく限りは、このキーワードが切っても切れない関係にあることは間違いないと思いまっせ

 

 

さて、「釣るのはともかく、食べるにはチョイとばかり勇気がいるかも…」と思われる魚を狙うケースでは、釣り上げたあとにリリース(放流)という行動をとる釣り人の姿をよく見かけます。でも、ただ単に荒っぽく海へ放り投げている人も多く、そんな放流のやり方では真っ当なリリースとはいえまへんで。

 

まず、リリースを行うときの注意点としては、できるだけ魚を素手で直接さわらないこと。36℃ほどもある人間様の高い体温で直接にさわられると、たちまち魚は大火傷のダメージを負う結果になりまっからネ。だから、必ず海水で濡らしたタオルで釣れた魚を包みこんで持つか、手を海水に浸けて体温を下げてからやさしくハリをハズしてやるのが正解。

 

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このとき釣りバリがハズしやすい口に掛かっていればナンの問題もおまへんが、ノドの奥深くにまでハリを呑み込んでいる場合には、無理なハズし方は絶対にご法度です。そんな場合は迷うことなくハリスを切ってリリースしましょう。、魚には優れた自然治癒の能力が備わっていますので、ほとんどの魚は呑み込んだハリを時間の経過と共に器用に吐き出す術を持っているとのこと。ヘタにチカラまかせにハリを引き抜けば、魚へ大きなダメージを与えて死にいたることになりまっからネ。

 

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また、体力の関係からか押しなべて大型魚はハリを呑み込んでも海へ返せば少しずつ元気を取り戻すパターンが多いもの。ただし、ピンギスやチャリコといった脆弱な小型魚がハリを呑み込んだ場合にはハリスを切っても蘇生する確率が低いので、そんなケースでは可能な限り持ち帰るように心がけましょう。

 

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ちなみに、嫌われ者のフグやエサ取りの小魚などのミイラが釣り場の片隅で山のごとく放置されている場面に出くわしますが、いくら嫌っていても「一寸の虫にも五分の魂」ですわ。やはり生物ですから釣って不要な殺生は慎み、やさしく海へ返してあげる仏心が好釣果の呼水になると思いまっせ

 

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 てなことで、せっかく慈愛に満ち溢れたリリースという行為を実行しまんねんから、その助けた貴重な命が次のステージへつながるように細心の注意をお願いしまっせ