カレイ釣り場紹介『鳴門~徳島エリア』【中本嗣通氏連載記事No.38】 | カンパリプラス

掲載日: 2015/06/17

カレイ釣り場紹介『鳴門~徳島エリア』【中本嗣通氏連載記事No.38】

毎度です

 

さて、ムチャクチャ気が早くて季節ハズレな話はガッテン承知ながら今回は2015年秋に訪れる次の乗っ込みシーズンに備えて、僕が“カレイ釣り場”として大好きな「鳴門~徳島エリア」のレビューをイチ早くさせてもらいまひょかな♪

 

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明石・鳴門の両海峡大橋が架かって気軽に釣行できるようになった現在ではウソのような話でっけども、昭和の昔は淡路島を経由して複数のフェリーを乗り継いで釣行したのが鳴門~徳島エリアです。そんなプチ遠征といえる釣り場へ通っていたのも、キャスター垂涎の『大型カレイ』が狙って釣れる好釣り場があったからに違いおまへん。

 

このエリアの特徴といえば、バラエティーにとんだ様々なタイプの大型カレイ釣り場が存在することです。まずは、昭和の昔から大型カレイのメッカである激流名高い小鳴門海峡を皮切りに、四国三郎の名を持つ新旧の吉野川をはじめ今切川や那賀川、岡川といった大きな河口に広がる釣り場、そして椿泊湾のように深く入り込んだ湾内と、大きなカレイが好んで集まり潜む条件を備えたスポットが数多くあります。

それだけに攻略する実釣パターンやタックル・仕掛け、エサも釣り場のタイプによって異なり、釣行する釣り場のポイント条件に合致する実績パターンやスペック等を選択することが釣果につながるのを覚えておいても損はおまへんで。

 

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鳴門~徳島エリアにおけるカレイ釣期といえば、北部方面から開幕するのが例年のパターン。早い場所では十月初旬になればポツポツと顔を見せだすが、この時期はまだ水温が高いことからエサ取りの活性高さも半端でなく、その執拗な攻撃をかわしながらアタリを待つ我慢の釣りになるケースが多くなります。

北部~中部方面で釣れ始めるのは十月下旬から十一月の上旬。この頃に本格的な乗っ込みの群れが接岸するのが例年のパターンでんな。ピークは十一月の上旬から十二月上旬の一ヶ月で、この時期は波状に接岸してくる乗っ込みの群れを上手く捕らえることができれば、大型カレイをゲットできる確率もグッと上がると思われまっせ。

 

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一方、エリアの南部方面が釣期へ入るのは少し遅く、ちょうど季節風が吹き始める時期から釣れだす。ただし、その分だけシーズン終了も後ろへずれて、年によっては年末から正月明けにかけても抱卵のピークを迎えたカレイが狙えるメリットも生まれてくれまんねんわ。

 

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このエリアで大判カレイをゲットするためのアドバイスとしては、まずはセオリー通りに例年のデータを参考にして大判が釣れている実績釣り場へ釣行して、実績ポイントを攻めることに尽きます。ただし、一~二回の釣行で安易に答えを出すのではなく、そのシーズンを通じて釣行するような「狭く、深い」という攻略方法を実行するのが胆やと考えてください。

 

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それによって、シーズンにおける釣り場およびポイントの状況を正確に把握できます。たとえば、潮の動きや時合いの訪れ方、それにともなう適切なポイントの攻略法やタックル・仕掛けのスペックなどが確立することが可能でっからネ。また、特定の釣り場へ通い込むことによって乗っ込み期にはイチ早く接岸する群れへコンタクトできるアドバンテージも生まれるので、この釣行パターンが大型カレイと出会うための近道になってくれると思いまっせ

 

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どないでっか? まだまだ先の先に来るシーズンに向けての気の早い釣り場レビューでしたが、チィットは「鳴門~徳島エリア」の釣り場における釣果アップのお役に立てそうでっかな。

 

てなことで、お次はどんなテーマで「投げ釣りのウダ話」をさせてもらいまひょかな♪

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