投げ釣りのマナー&モラル 前編【中本嗣通氏連載記事No.35】 | カンパリプラス

掲載日: 2015/04/06

投げ釣りのマナー&モラル 前編【中本嗣通氏連載記事No.35】

毎度です

今回は『釣り場でのマナー』についてひと講釈でっせ。

ちなみに、マナー&モラルといえば「自分がされて嫌なことを他人にしない、他人に迷惑を掛けない」が基本だと思います。

その辺りのお話から…。

 

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さて、「釣り場におけるマナー違反」の中でも悪意をもって意識的にマナーを守らないタチのわるい輩に対してはそれなりのキツイ対応方法もできますが、困ってしまうのが「マナーを犯していることをまったく分かっていない」釣り人への対処でんな。こんな“困ったチャン”のキャスターいえば「=投げ釣りを理解しきれていない」というビギナーが多く、やはり経験不足からくるマナー違反であることは容易に想像できます。

 

このマナー違反を「初心者だから仕方がない…」といってしまえばそれまでですが、それでは知らないうちに釣り場で迷惑をかける嫌なヤツになってしまいまっせ。そこで、釣り場において気をつけたい必要最小限のマナーを、今回から数回にわたって非常識人間の代表ともいえるこのオッサンがサクサクとレクチャーさせてもらいまひょかな。

 

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まず、ビギナーがマナー違反をしがちなのが「釣り座の決め方」でっしゃろな。先行者の4~5mほど真横に平然と三脚を置くビギナーをみかけますが、これは完全にマナー違反。この位置から竿を出せば自分のラインと先行のキャスターが投げたラインが交差して“オマツリ”を引き起こす確率が高くなってしまうからですわ。そんなオマツリを回避するには両隣の釣り人と一定以上の間隔をあけることが大前提となるのだが、ビギナーにはこの間隔を読み違えて釣り座を決める人が多いようだ。その間隔の距離といえば最低でも10mほどは必要で、潮流でラインが流されるような条件の釣り場であればさらに広い間隔が必要になってきます。

 

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したがって、それ以下の間隔しかない場合にはそのポイントでの竿出しを見送る方がマナー的には無難でっしゃろな。僕もこれまでに数え切れないほど真横で釣ろうとしたビギナーらしきキャスターにその間隔の話をさせてもらったが、やはりオマツリの原理を根本的に理解する方が少ないので、なにか僕がスゴイ根性悪をしたように不満顔で立ち去られる方が多おましたわ…。

 

 

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また、自分はOKな間隔だと判断しても、先客のキャスターにとっては微妙な間隔かもしれません。それが理由でギクシャクとした雰囲気になる前に「ココで釣っても邪魔になりませんか?」と当初に言葉を掛けておけば、相手が間隔的に少々キツイと思っていても「どうぞ、どうぞ」ってことになりますし、そこで同好の士ならではのコミュニケーションが生まれるキッカケになってくれるかもしれまへんよ♪

 

てなことで、次回に続く…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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