12月に狙う!タチウオのルアーゲーム【吉田聡氏連載記事No.11】 | カンパリプラス

掲載日: 2013/12/17

12月に狙う!タチウオのルアーゲーム【吉田聡氏連載記事No.11】

12月、年の瀬がやってまいりました!今年は夏から急激に気温が下がり、秋の過ごしやすい時期が短かったですね。秋がなくて、いきなり冬になった印象の下半期でした。しかし、水温の方は急激には下がることなく、緩やかな変化を見せるのが特徴。気温が低くても、水の中の魚は思わぬ高活性だったりします。寒くて、ついつい釣行が億劫になりそうですが、こんな時期こそチャンス!ライバルが少ないので、行ってみるとポイント独占なんてことも。探る範囲が広くなれば、それだけ釣果につながることも多くなりますよ!

これは昨日の夕方の南芦屋浜ベランダ。秋の最盛期のころは、夕マズメになると入る場所も無いくらい混雑するのですが、釣果が落ち着いて風が冷たくなると途端にガラガラですね・・・。寒いですが、のんびりとじっくり狙うことができます。タチウオのルアーゲーム、狙い方としては、ワインドやワームのストレート引きなどが一般的ですが、私はジグをメインに組み立てています。光物が大好きで、派手な動きに良く反応するので、場合によってはジグでバカアタリなんてこともあります。 ジグを使うと遠投出来て、ボトムもきっちり取ることが出来るので、ジアイ前の明るい時間でも釣果を期待できます。この季節にありがちな風が強い状況でも、遠投が効くので快適に広い範囲を探ることができます。ジグのウェイトは30gを中心に、20~40gを使っています。夕方の接岸前の群れに当たったのか、周りが釣れていない中、昼の2時に入れ食いになったこともありますよ!狙い方は簡単、周囲に注意しながら、フルキャストしてボトムをとり、5回シャクってまたフォールの繰り返し。フォール中のバイトが多いので、ラインの変化に集中して気を抜かないようにします。タイミングによって、当たるレンジが変わったりしますので、アタリが無い場合にはシャクリの回数を調整して、ボトムから宙層までをレンジを変えながら探ります。ルアーに対する反応が良い魚ですが、噛み切るための口の構造からか、フッキングが悪くてバラすことも多いですよね?ジグを使う場合はリアフックは必須、フォーリング中はテールのほうを頭と認識するのか、リアフックにかかることが多いです。フィッシュイーターはターゲットの頭を襲ってきますので!ちなみにジグは真っ暗な状況になると反応が悪くなるので、日が完全にくれてからは私もワインドなどに切り替えます。 阪神地域ですが、年回りによっては、1月はじめまで狙うことができます。ターゲットの少なくなるこの時期、防寒をしっかりして、皆さんも是非狙ってみて下さい!

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